2017年3月23日

龍次郎さんのこと−その23 龍次郎さん、北条に育つ

明治11年に北條村に生まれた龍次郎さんは、明治23年ごろ生まれた家を出て野口寧斉塾で学び始めることになります。現在の制度であれば中学生になるくらいの年齢に、家を離れて学んだわけです。龍次郎さんのことですから、張り切って学んだであろうとは思うのですが、まだ少年と呼ばれる年齢。心細くなかったのだろうか、家が恋しくはなかったかなど、ついつい想像してしまいます。

家を出て野口寧斉塾で学ぶ前、生まれ育った場所の人々や環境、空気感などは自然と感じながら暮らしていたはずですから、その頃の北条の町も、龍次郎少年に、その後の発明家であり事業家である龍次郎さんに、影響を及ぼしていたはずだ、とも思います。 ……

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2017年3月19日

守り人日記(3月18日)

こんにちは。守り人Hです。
お客様をお待ちしてる間、落ち葉のお掃除しました。 落ち葉が絨毯の様に地面を覆っていましたが、 その下には小さな春の芽吹きが沢山あり、 掃除の疲れもどこかに吹っ飛んでいきました。 皆さんも矢中で小さな春感じてみてください。

次回の邸宅公開は25日(土)です。皆さまのお越しをお待ちしております。

2017年3月16日

矢中の杜活動史 第26回—Tsukuba × Tokyo①

こんにちは、早川(公)です。
更新に少し間があいてしまってすみません。

てらおくんも書いてますが、この「活動史」という記事を書いていると、いまの活動も必ずしも行き当たりばったりなのではなく、活動する自分たちの想いと縁ある方々との出合いによって作られているんだな、としみじみ思います。

NPOとしての柱の活動はてらおくんの前回の記事になりますが、それ以外にも色々やってきたことがあるので今回はそれを紹介したいと思います。

活動がNPO化してから間もなくの頃、大学時代の友人から
「NPO活動とかやってるなら是非紹介したい東京の知人がいる」
という話があり、つくばで会うことになり ……

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2017年3月9日

「矢中の杜へようこそ」 邸宅のお宝(かも)2

邸宅の空き地にシートが被せられた車があることに気づかれた方も多いと思う。
実はこれは、矢中家で実際に使われていた車なんだそうである。
残念ながら保存のために公開はしていないが、なかなか素敵な車なのだ。

手前の車はドイツのオペル社で作られた、オリンピアというモデルらしい。
1950年代初めの頃のものようで、比較的手頃な輸入車として人気だったそうだ。
丸みを帯びた形状は、いかにもかつてのドイツ車という感じがする。

奥にある車はT型フォードと思われるが、右ハンドルである。
詳しいことはよくわからないが、イギリス・フォード社製ではないかと思われる。
フロントにクランクが ……

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2017年3月5日

乙女のつくば道2017参加企画「国登録文化財巡りin北条」のお知らせ

春の訪れを感じられる季節となってまいりました。
矢中の杜でも、毎年春に見事な花を咲かせる白木蓮の蕾がムクムクと膨らんでいます。
春はもうすぐそこまで来ていますね♪
そんな春にお届けする企画が決まりましたので、お知らせします!

「乙女のつくば道2017」参加企画

国登録文化財巡りin北条

2012年より、筑波山麓地域の活性化を目的に、つくば道沿道を中心に春のイベントとして「乙女のつくば道」が実施されてきました。
コンセプトとしては、春の訪れを感じられる時期に、何かワクワクするようなイベントをして、山麓地域を盛り上げようというものです。
(乙女とついているのは、女性が心躍るようなイ ……

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2017年3月2日

矢中の杜活動史 第25回—NPOの活動の柱を決める

こんにちは。寺尾です。
矢中の杜活動史、第25回です。

早川さんの「保存」と「活用」の話は熱い記事でしたね。
前回ネズミの話を挟みましたが、NPOの活動を立ち上げる頃の話題の続きで、今日はその熱い想いを具体的な活動の柱に落としこむところの話をしたいと思います。

NPOの活動の柱にしているのは「邸宅公開」「邸宅の掃除」「邸宅活用事業(イベントや貸し出し)」などです。このホームページの「NPOのこと」ページでも書いていますが、なぜそうしたか、立上げから時間も経過してなかなか内外ともに説明する機会もないので、この場で触れてみますね。

NPO設立の目的は旧矢中邸の保存活用ですが、 ……

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2017年2月26日

守り人日記(2月25日)

こんにちは。守り人Hです。

散策がてら、たまたま庭から撮影したお雛様が面白い写真になりました。ちょうど日が差していたり、木の影あったり…とてもドラマティックな写真になりました。皆さんも矢中にお越しの際はお気に入りの一枚、なんていかがでしょうか?

 

次回の公開は3月4日(土曜日)です。皆さまのお越しをお待ちしております。

4月1日実施の文化財巡りツアー参加者も大募集中です!

2017年2月23日

龍次郎さんのことその22ー龍次郎さん、邸宅を案内する。

昭和13年から28年にかけて建てられた矢中の杜は、近代を生きた龍次郎さんの思想や好みの集大成なのだろうと思っています。単に、趣味や好みだけではなく、龍次郎さんが考える「建築とはどうあるべきか」という問いの答えを具体的かつ実験的に示している、そういった意味でも見応えのある邸宅です。

 

矢中の杜の建設当時の龍次郎さんの取材記事によると、
「必ずしも私物とせず学会の研究的会合などには喜んで提供する用意があると言っており、将来は財団法人として公共のように供する時期もあろうかと言っている。」
(建築設備 No.33 昭和28年7月1日発行 ※旧仮名遣いは現代仮名遣いに筆者が適 ……

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