2017年2月16日

矢中の杜活動史 第24回—「保存」と「活用」

こんにちは。
元管理人の早川(公)です。
てらおくんもかいている昔の矢中の杜の話はいかがでしょうか。

そんな状況だったなんて信じられない?
たしかに、ぼくがガイドをしていた2年前のときですら、この庭園はジャングルだったんですよ、とか、別館は埃が層になって積もってたんですよ、とか言うと「信じられない」という声をよく聞いたものでした。

文化財、というのは美しいままであるわけではありません。
(もちろん、ポテンシャルはあります。)
そうではなく、人の手間ひまが入って初めて、文化財は営みの結晶として形を成すのだと、矢中の杜での活動は教えてくれました。

そんな考えが根底にある ……

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2017年2月9日

矢中の杜活動史 第23回—「招かれざる客」との闘い

こんにちは。寺尾です。

第20回の記事になりますが、早川さんの管理人体験記に、「招かれざる客」のエピソードがありました(詳しくは当該記事をご覧ください)。その招かれざる客とは虫や小動物で、昼間の活動では見られない、夜に邸宅独特の体験です。

それは夜の「招かれざる客」のお話でしたが、一時期現れた「招かれざる客」たちは、昼間の活動にも影響をもたらし、NPOは対応に苦労しました。彼らは主に夜出没していると思われましたが、開けていないはずのお菓子の袋が破られたり、動物の糞らしきものが押入や戸棚に落ちていたりと珍現象が多数起きました。一体誰の仕業か!?
果たして、それはネズミさんでした。 ……

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2017年2月2日

矢中の杜活動史 第22回—矢中の杜に泊まる

こんにちは。
元管理人兼理事長の早川(公)です。

寺尾くんとこうして立ち上げからの活動を振り返るこの企画も22回目を迎えました。
(全然キリなよくないと思いきや本日が2/2だからなのです。)
手前味噌な話ですが、「あー色々やっていたんだなー」としみじみ面白く振り返っています。
前回のロゴの記事なんかも、いつの間にか当たり前になってしまっていたけど、もしかしたら最近矢中の杜を知り始めた人にとってはずっと不思議なことだったのかもしれませんね。

ちなみに、あのロゴでぼくが掘ったのは筑波山の下の草むらです(笑)
いや、本当にこういうものに自信がなくてですね…。

さて今日は、 ……

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2017年1月27日

矢中の杜活動史 第21回—NPOロゴのこと

こんにちは。寺尾です。
前回の早川さんの管理人体験談は、僕も新鮮でした。僕も何度か夜泊まったことがありますが、真っ暗な廊下をトイレに歩くのは少し緊張しますし(屋内なのが救いです)、夜の別館に行くのはプチ肝試しです。一人で寝泊まりするのはちょっとした物音にもビビるだろうなぁ。

さて、今日のテーマは、NPOのロゴについて。
NPO設立に向けて色々とつくっていくものがありますが、そのなかでロゴについてお話ししたいと思います。

様々な企業や団体がロゴを持っていますが、その団体をひとつの図案で表し、イメージを決めてしまう重要なものです。一般的なロゴは、何らかの文字や絵などを抽象化したり図 ……

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2017年1月19日

矢中の杜活動史 第20回—管理人の日々②

こんにちは。早川(公)です。
寺尾くんが書いた前回記事の「東西お雑煮対決」、懐かしいですね。

冬の透明な寒さと、タイル貼りの台所の洗い場。
居間からふすまを開けると、L字型の廊下の向こうにぼんやり見える調理の風景。
矢中の杜は、何気ない生活がまるで映画の1シーンみたいに見えることがありました。

そんな美しい邸宅に管理人として住んでいた私。
当時は大学院生をこじらせて20代も後半で、日常と非日常が絶妙のブレンドで構成された管理人の日々は、思い出そうとすると邸宅のガラス越しに見るみたいにゆらいでいます。

そんな感傷的な書き出しで始めてみましたが、今回の記事でも管理人時代を ……

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2017年1月12日

矢中の杜活動史 第19回—東西お雑煮対決 矢中の杜の陣

こんにちは。寺尾です。
昨年から始めたブログの連載記事ですが、新年は本日からスタートです。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

この「矢中の杜活動史」はNPOを立ち上げたところで年末を迎えたので、今年はいよいよNPO設立後の話を…と行きたいところですが、せっかく年明けなので閑話休題、年明けにまつわる活動のエピソードをご紹介したいと思います。名付けて東西お雑煮対決!

手許の記録によると、2011年の年明け最初の活動日のこと。お掃除のお昼に、メンバーどうしで地元のお雑煮を作ろう!という話になって開催しました。

話の背景は、筑波大学の特色の話から始めなければなりません。立 ……

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2016年12月22日

矢中の杜活動史 第18回—管理人の日々

こんにちは。早川(公)です。
第17回の寺尾くんの設立総会に関する記事について、あんな写真が残っていたことに驚きです。
そういえば寺尾くんは、活動時に沢山写真を撮っていたのが印象的です。
寺尾くんと、現理事長のカメラの写真を総ざらいして過去を振り返ってみたら、きっと面白いだろうな、なんてことを思いました。

第16回のぼくの記事で、今回からは活動について書いていくよ、と予告しました。
何から書こうかな、と思ったのですが、ちょうど第17回で「早川が管理人として住み込むことが決まった」という記事があったので、そのことについて書き出していこうかなと思います。

この住み込み管理人の話 ……

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2016年12月16日

矢中の杜活動史 第17回—NPO設立総会

こんにちは。
矢中の杜活動史、第15回目です。
今日は早川さんのNPOの名付けの話題に関連して、NPO設立総会のことを書きたいと思います。掃除の話題からちょっと飛ぶようですが、ちょうど地下室掃除のちょっと後なので、時系列では順番通りなのです。

設立総会といきなり書きましたが、掃除をしながら、この邸宅を掃除しながら、この邸宅をどのようにして保存活用していくか、どのような形態で運営していくかということは議論していたのですが、NPOを設立する方向で話を進め、掃除も一段落したところで準備に動いていました。

NPO設立総会の開催は2009年12月26日のこと。参画した創立会員が集まり、一 ……

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2016年12月9日

矢中の杜活動史 第16回—NPOの名づけ

こんにちは。早川公です。
私事により更新が滞ってしまいすみませんでした。

今週よりまた更新再開したいと思います!

私が更新してない間、寺尾くんが精力的に更新してくれていました。
どれもこれも懐かしい…!
博士課程の頃でしたが、NPOの立ち上げのために休学して、ほぼ毎日寺尾くんと「土木」をしていました。
寺尾くんも書いていましたが、本当に「宝探し」をしているような日々でした。

さて、今回の記事の本題は前回予告したNPOの名づけです。
場所の名前は”矢中の杜”。
それじゃ、それを運営する団体の名前は何であるべきか。

これについては、詳細な議事録を残してないので記 ……

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2016年12月1日

矢中の杜活動史 第15回—地下室掃除

こんにちは。
矢中の杜活動史、第15回目です。
これまで屋内編・屋外編と来ましたが、一度屋内に戻って、地下室掃除のことを書きたいと思います。

我々が地下室と呼んでいるのは、本館玄関付近の下部にある、大谷石積みの部屋です。本館は平屋なのですが、旧矢中邸は傾斜地に建っていて、玄関付近だけ地面が低くなっており、下の階に部屋がつくられています。玄関付近ではここが1階のようなつくりで、実際に地下にあるわけではないのですが、1階の下にあることから地下室と呼んでいます。

ここを掃除したのは2009年の秋。冬に最初の邸宅活用イベントであるDJイベントを企画していて、その会場として使おうというの ……

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