2015.11.11

西壁の補修が終了しました

15111007震災に痛めつけられた屋敷の外壁で、最期になってしまった西壁の補修がやっと終りました。
千年は持つと豪語した矢中龍次郎氏の邸宅でしたが、100年足らずで千年に一度規模の震災に会うとは・・・。
でも今や、すっかり当時の姿を取り戻したようです。
もうこちらを見せても、恥ずかしくなくなったかな。
15111002あまり人目に付かない部分なので、最期になって仕舞いましたが。
それでも壁は、建築物を保持する為にも重要な部分です。
放っておけば建物の崩壊にもつながりかねない、重大な損傷でした。
NPOでは対応できないような工事でしたが、いろいろな援助で何とか行うことが出来ました。
15111003
茨城県及びつくば市の平成27年度指定文化財等災害復旧費補助と、公益財団法人日本ナショナルトラストの東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト 支援事業(第四次)での助成 を受けて、なんとかできた補修です。
まだ補修が必要名部分は多々ありますが、とりあえず重要な部分は補修できたかな。
15111004今回も職人さんの手腕を、見させて頂いたような工事でした。
マニュアルどおりにはいかない作業を、試行錯誤で仕上げて頂けたのが嬉しいです。

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