”矢中の杜”には、昭和の懐かしい生活用品が数多く残っている。
若い人には珍しく、ご年配の方には懐かしくご覧になっているようである。
ちょっと台所を覗いてみても、こんな最初期型の「電気炊飯器」が残っている。
まだご飯を炊くだけの機能しかなく、保温すらしてくれないが、画期的な製品だった。
またパン食が一般化すると、トースターも広まっていった。
もちろんパン焼き専門で、焼きあがるとポップアップする。
今ではオーブントースターに、駆逐されてしまった感もあるが。
お湯を備蓄するのには、この魔法瓶が使われていた。
中が真空になったガラス瓶が使われており、倒したり落としたりすると割れてしまう。
花柄の模様はなんとも昭和レトロを感じるが、どこの家にも置いてあったものである。
そしてこれは、「かつお節削り器」である。
そもそもかつお節は、大きな塊を都度削りながら使ったものである。
削り置きは風味が飛んでしまうのだが、手間がかかるからか今や削り節がメインとなってしまった。
豪華絢爛に目がいってしまう邸宅であるが、まだまだ面白いものがいっぱいあるので探してみるのも楽しいだろう。
次回の公開日は、11月26日の土曜日となります。
邸宅内は寒いので、どうぞ温かい格好でおいでください。
soraneko