2017.04.02

「国登録文化財巡りin北条」開催しました

4月1日(土)、「国登録文化財巡りin北条」が開催されました。
「ゆけゆけ乙女のつくば道2017」開催で、街の人出も多く、賑やかな4月の始まりとなりました。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

当日4月1日は、思いがけずに寒い1日でしたが、全員参加で元気に見学となりました。
ツアー最初は、「北条ふれあい館」としても使われている「旧田村呉服店」さん。
北条街づくり振興会の坂入会長がガイドしてくれました。北条の歴史から、街の特徴などの概要を伺った後、大正時代に呉服店として建てられた建物を見学です。黒漆喰に寄棟の2階部分が2棟連なった店蔵の姿は、特徴的です。今回はお住まいになっている田村さんのご厚意で、普段は見られない店蔵の2階部分、上客の接待用のお座敷に上がらせていただきました。繊細な組子細工や大正時代のガラス窓などを備えた格式を感じるお座敷で、見どころ満載です。実はこのお座敷、2013年、矢中の杜で知り合った2人が実際に結婚するのにあわせ開催した「花嫁行列」と「提灯取替えの儀」の際、花嫁のお支度部屋として使わせていただきました。
当時の記事はこちらから

続いてお庭に入り、蔵や炊事場など、渡り屋根で繋がれた建物を見学。5年前の竜巻被害の話も聞き、やはり大変な災害だったのだと改めて感じました。今回のツアー、各建物の時間は約30分程度。かなりの駆け足進行で、後ろ髪を引かれる思いで次の場所へ出発です。

 ゆっくり歩いて、道沿いのつくば道の起点の道標や街中の家々なども見学しながら、2軒目の「宮本家住宅」さんへ。「宮清」さんの呼び名で知られ、醤油の製造・販売をされていました。ご主人の宮本さんのガイドです。江戸時代に建てられたという店蔵は、北条のランドマーク的な存在。土造の防火戸の工夫や防犯の工夫を、実演しながら解説していただきました。元禄年間の記載のある銭函もあって、歴史を感じます。(銭函の底に墨で元禄の年号が書いてあるのです!)往年のレジスターや蓄音機などハイカラな製品も揃っていて、ウキウキするような店蔵です。
店蔵からお庭に入れていただいて大蔵の中へ。「宮清大蔵コンサート」も開催される大蔵の中で、ビデオニュースを見せてもらい、コンサート気分も楽しめました。

3軒目のカフェポステンさんは、営業中のため、外観のみの見学です。「旧常陸北条郵便局」として登録文化財になっています。正面のドアの前に、赤い自転車が停まっているのが営業中の印です。こちらは昭和初めの建物で、郵便窓口、電信電話交換などの業務が行われていたのだそう。三角屋根とガラス窓のモダンでハイカラな印象の建物で、美味しいコーヒーが楽しめます。

さあ4軒目は、矢中の杜こと「旧矢中家住宅」です。いつものガイドはもちろんの事、今回は登録文化財の申請の話や北条で人気のお土産品、「北条米スクリーム」の話などいつもとは少し違った視点からの説明もありました。見学後は、冷えた体を温めがてら、熱いお茶と「北条米スクリームさくら味」で休憩です。実は天気が良ければお庭でお茶を、と準備していましたが、思いがけない寒さで急遽室内でお休みいただきました。チャイカさんのお菓子をお土産に、2時間の見学は終了。みなさん笑顔でお帰りになり、楽しんでいただけたと思います。

4月とは思えない寒さの小雨のぱらつく天気でしたが、お申込みいただいた方全員がきてくださいました。正直来られないという方もいるかもなあと思っていたので、驚きながら、感謝感激です。本当にありがとうございます。

見学にご協力いただいた田村さん、宮本さん、ポステンさん、北条街づくり振興会の皆さんにもお礼申し上げます。おかげさまで、住まいながら、使いながら保全する、登録文化財ならではの見学となりました。

今回のツアー、各建物の滞在時間が、かなり短くなってしまいました。参加していただいた皆さんも、ガイドの皆さんも、もう少し時間を!、と思われたと思います。ぜひまた改めて北条にいらしてください。まだまだご紹介することがありますから。

矢中の杜、次の公開日は4月8日(土)です。
御殿まるごとマーケット」は5月6日(土)に開催決定です。どうぞお楽しみに!

ナカムラ

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