2017.04.09

守り人日記(4月8日)

筑波山麓の北条の桜も満開となった公開日。
しとしとと静かな雨の中、 たくさんのお客様がお越しくださいました。
我々スタッフもガイドモードフル回転で嬉しい悲鳴を上げつつの楽 しい時間となったのですが、ふと気付けば、 ブログ用の写真を撮っておらず・・・。

そんなわけで、本日の写真は少々珍しい「閉館後の風景」 となりました。
公開時には雨戸を開けているため、 庭と室内がゆったりと共存している心地よさを感じる旧矢中邸の廊 下。
雨戸を閉めると突然、 昭和30年代にはあったであろう家庭の顔が現れます。
台所から漏れる明かりに夕餉の匂いを、 居間から漏れる明かりには子ども達のドタバタする足音を感じるこ とができ
るのです。
・・・な~んて、 春の雨音は妄想の海へと連れて行ってくれるようです。

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