今回は、お馴染み「つくばね学」の活動報告です。2回分をまとめての報告となります。
11月9日、16日と2週連続となった演習では、障子の張替え作業を行いました。
張り替えるのは、女中部屋の障子戸と、別館2階5畳間の障子戸。
まず1週目に、張り替える障子戸の古い障子紙を剥がし、戸の桟の掃除をします。
障子の張替えの醍醐味といえば、この障子戸を剥がす時。
ストレス発散しながら、思い切り破っていいよ~!と高校生に伝えると、
えい~!と思い思いに破り始めます。
が、こういうのは個性が出るもので…全部のマス目に指で穴を開けていく子もいれば、
破らずにきれーいに剥がしていく子もいて。見ていて面白かったです。
桟の掃除も、すごく丁寧に取り組んでくれました。
…
1週間乾かしてから、いよいよ新しい障子紙を張ります。
まず女中部屋の大きい障子戸から。
地元のベテランの指導も受けながら、1枚目はみんなで取り掛かりました。
糊を塗って、
障子紙をずれないように慎重に張りながら広げていき、
最後に余分な部分をカット。
1枚目はみんな恐る恐るといった感じの手つきですが、2枚目は1枚目の要領で、ばっちり張替え完了です。
その後、5畳間の障子戸を張り替えますが、こちらは小さい枠なので、一層手際もよくなり、
ばっちり時間内に予定していたすべての障子戸を張り替え終えることができました。
見回りに来た先生や教育実習生にもちゃっかり張るの体験してもらったり(笑)
…
張り替えた障子戸をはめた女中部屋。
写真では伝わりづらいとは思いますが、光がパキッとして、空間がぐっと引き締まったような感じがします。
5畳間の方は糊が完全に乾くまで、戸にはめるのはおあずけ、となりましたが、ここもきっと引き締まることでしょう。
筑波高校生、今回もしっかり仕事を完遂してくれました!