屋敷の台所にある木製の冷蔵庫。すでに現役は終えて、普段は単に物入れとなっていた。ところがひょんなことから、実際に冷えるのかどうか試してみる事となった。おそらく半世紀以上使っていないだろう代物ではあるのだが・・・。
上の小部屋に氷を入れて、冷気が溜まるのを待つ。融けた氷の雫はスノコの下のトタン板に落ち、背後の配水管を伝って底から排水される。そのため冷蔵庫の下には、排水用のバットを置いた。さてどうなるであろう・・・。
さすがにゆっくりとではあるが、庫内は冷えてゆく。そこで小玉スイカを入れてみた。2時間ほど置いて食べてみると、やはりつめたいとはいかないが、ほんのりと冷えた感じであった。なにしろ旧矢中邸での屋内ですら34度もあったのだから、十分美味しく頂いた事は言うまでもない。