矢中の杜活動史 第21回—NPOロゴのこと

こんにちは。寺尾です。
前回の早川さんの管理人体験談は、僕も新鮮でした。僕も何度か夜泊まったことがありますが、真っ暗な廊下をトイレに歩くのは少し緊張しますし(屋内なのが救いです)、夜の別館に行くのはプチ肝試しです。一人で寝泊まりするのはちょっとした物音にもビビるだろうなぁ。

さて、今日のテーマは、NPOのロゴについて。
NPO設立に向けて色々とつくっていくものがありますが、そのなかでロゴについてお話ししたいと思います。

様々な企業や団体がロゴを持っていますが、その団体をひとつの図案で表し、イメージを決めてしまう重要なものです。一般的なロゴは、何らかの文字や絵などを抽象化したり図案化したりした意匠のものが多いですが、NPO法人“矢中の杜”の守り人のロゴは、一風も二風も変わっています。

矢中の杜ロゴ



「矢中の杜」の文字と、本館・別館のイラストを盛り込んでいます。
実はこれ、皆さんも小学校の図工で作ったであろう、木版画です。手間暇かけて、手仕事で彫りました。

版画でロゴをつくったのは、以前の早川さんの回で触れられたブランディングワークショップも企画した、デザイン専門のHさんの発案によるものです。
矢中の杜で大切にしたいのは、昭和の空間がそのまま残った、手触りや質感。それを見る人に伝えるには、質感のあるロゴだと伝わるんじゃないか。版画の質感がいいんじゃないか。という意味を込めています。
版の1本1本の線を手で彫って作り上げた、彫り跡。インクを載せて紙に刷り込んだときの、微妙なインクの乗り具合。こういった、時間と手間をかけてこそ出せる質感が、“矢中の杜”の最初の印象を与え、一目見た時の大きなインパクトをも持たせています。

また版画のもうひとつの秘密は、立上げメンバー全員で版を彫ったということ。
彫刻刀なんて小学校以来だし細かい作業は苦手…という人も多いですが、どこか一部分だけでも制作に携わることで、「ここは僕が作ったんだよ」と言えるものになるのですね。そうして、ロゴの制作と活用を通してメンバー間の一体感も創り出すしかけでもあります。

原画を描いたのは井上さん。「いやぁ俺苦手なんだよなぁ」「失敗したらどうしよう」と言って恐る恐る遠慮がちに彫る人。気にせずザクザク彫る人(僕です(笑))。
こうして、他になかなか見かけない、矢中の杜ならではのロゴができました。

なかなかロゴに込めた意味や想いを説明する機会はありませんが、次回“矢中の杜”で見かけたときは、ぜひそんな背景も思い浮かべて眺めてみてください。


次回の邸宅公開は1/28(土)です。
冬の邸宅の空気も、良いものですよ。

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