2023.09.21

【つくばね学 : 新メンバーがやってきた】

新しい生徒を迎えての「つくばね学」実習が、2023年9月15日から始まりました。
現在高校2年生の生徒たち5名が、これから1年間、矢中の杜で実習をおこなっていきます。

初日は1名がお休みで4名の生徒たちがやってきました。
まずは自己紹介。
そして「振り子時計のねじ巻き、時刻合わせ」や「雨戸の開け閉め」も。

初めての生徒たちに邸宅の案内も。時間の関係で、本館だけになりましたが、熱心に見てくれました。これからが楽しみになりそうです。

初顔合わせの緊張の1日。ぜひ矢中の杜を存分に楽しんで、力を発揮してください。

皆様応援の程よろしくお願いいたします。[……]

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2023.09.14

9月10日(日)は作業日

9月10日(日)は「作業日」でした

今年度は毎土曜日の邸宅公開のほか、月1回の「作業日」を設定して、邸宅や庭の整備をみんなでたっぷりやれるようにしています。9月10日(日)はその作業日でした。

庭の草取りや整備と陸屋根のメンテナンス、着物の虫干しと、それぞれに分かれての作業。

まだまだ暑い中、作業が進みました。
陸屋根の雨漏りに不安な部分はコーキングが施され、着物は虫干しのために吊るされ、庭は、草が刈られ引っこ抜かれ混み合った枝を整理されて、すっかり広さを取り戻しました。
風の通りも感じられ、麦茶を喉と体を潤しながら、達成感のある作業になりました。

酷暑のため、これまで[……]

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2023.08.28

守り人日記 〜8月26日〜

暑い中来訪いただきありがとうございます。

団体のお問い合わせも増えてきて、ありがたいことです。

矢中の杜の前庭には大きなクスノキが2本。

大量の落ち葉が積もっていて、掃き掃除をしながら「常盤木落ち葉」は初夏の季語です、と教えていただいたことを思い出しました。(もう初夏ではないけれど今年は色々違うのでしょうか)

守り人N[……]

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2023.08.07

守り人日記 〜8月5日〜

前庭のアオキの葉が焦げたようになっていました。葉焼けというそうです。今年はお日さまが元気すぎて人も植物も負けてしまいそうです。水分補給を心がけて残る夏も健やかに楽しく過ごしていきたいものです。

写真:葉っぱが焦げてかわいそうなアオキ

守り人M[……]

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2023.07.06

【つくばね学 : 木部のツヤが増してきた!】

6月30日のつくばね学、矢中の杜が重要文化財に指定されることになったことから説明しました。
どう感じてくれたでしょうか。
その重みはよく分からないかもしれませんが、残りの2回を丁寧に、気合を込めて取り組んでもらいましょう。

取り組んでいるぬか雑巾での長押や木部の磨き込み、今日もキュッキュと磨いてくれました。

最後は差し入れの冷えたスイカをご馳走に。
苦手な生徒もいたようですが、みんなで完食してくれました。

9月から実習が始まる2年生約35人が、実習見学のため来場、矢中の杜や先輩たちの取り組みはどう映ったのでしょう。
今来てくれている3年生の生徒たちの実習は、次回で最終日を[……]

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2023.06.23

【 国の重要文化財に指定へ!】

このたび「旧矢中家住宅」は、
国の文化審議会の答申を受けて、
国の重要文化財に指定されることとなりました。

↓文化庁 報道発表はこちらから
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/93900401_01.pdf

旧矢中家住宅(矢中の杜)は、2011年、国登録有形文化財に登録されました。
今回、日本の気候風土に配慮した実験的な住宅としての学術的な意義や、優れた意匠が改めて評価され、2023年6月23日(金)の国の文化審議会の答申を受け、国の重要文化財に指定されることになりました。
今後官報公示を経て、正式に指定され[……]

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2023.06.22

【つくばね学 : 長押を磨く!】

6月16日は晴れ。
暑くなったので、つくばね学では前半をぬか雑巾掛け、後半を奥庭の草取りと2種類の作業をお願いしました。

ぬか雑巾掛けは慣れてきたせいか、比較的スムーズに進みました。
磨きをかけている長押は、そもそもかなりよごれていて、雨漏りの跡がしっかり残っている場所もあるので、
雑巾を使って、まずしっかりと汚れを落とし、その上からぬか雑巾で何度も磨き上げる。
地道な作業ですが、目に見えてきれいになります。

何度も邸宅で過ごしている守り人スタッフにとっても、こんなにきれいになるのかと、驚きです。これまでの長押が埃っぽく思えるよう。すっきりした長押に私たちも頑張ろうとやる気も起きてきま[……]

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2023.06.15

【つくばね学 : 小川の仕上げと再びぬか雑巾!】

6月9日のつくばね学は中途半端な空模様でしたが、小川の整備とぬか袋での作業をそれぞれ元気に?!作業してくれました。

前々回(5月26日)の小川の整備でやり残したところが、前日からの雨であらわになったため、追加で整備をして水が流れるようにしました。

作業開始した時はいまひとつピンときていない様子。そこで上流からホースで水を流したところ、やっと様子がわかったのか、水が流れるようにしてくれました。

小川の整備の様子は、ぜひ写真をご覧ください!

後半は前回のぬか雑巾掛けの続き。本館の各部屋の長押を重点的にぬか雑巾掛けをしてました。
それぞれ担当場所を決めて取り掛かってもらい、[……]

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2023.06.08

【つくばね学 : ぬか雑巾で磨く!】

6月2日のつくばね学、一日雨だったので、邸宅内の作業をお願いしました。
ひたすら「ぬか雑巾」掛け!

守り人Tさんの作ってくれたぬか袋を持って、木部を磨きます。
生徒ごとに担当エリアを決めて開始です。特に本館廊下部分はケヤキの板が使われているところは念入りに。
守り人Mさんからは、一度サッと拭くのではなく、同じところを何回も磨いて欲しいといったので、何回も!
そうするうちに、目に見えてきれいにツルツルに肌触りになっていきました。

以前もやってもらっている作業でもあって、比較的スムーズに取り掛かってくれ、わらわらじゃれあいながらも、作業終了。

床板だけでなく、柱や長押、引き戸など[……]

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