2023.12.24

年末大掃除を行いました

12月24日(日)年末の活動納め、恒例の「年末大掃除」を開催しました。

今回の目標は、
別館2階南側の障子の張り替えとガラス拭き・コンセント廻りの確認と掃除・陸屋根の点検と掃除・神棚と仏壇の掃除・雨樋の掃除・庭の整備と掃除・各部屋のほこり落としと掃除、を実施しました。
いやあ盛りだくさんでした。

20名近いみなさんにお集まりいただいての実施でしたので、ぐんぐん作業が進み、隅々まで掃除が行き届き、スッキリ清らかな空気になりました。

別館2階南側の障子の張り替えとガラス拭きは、これまであまりやってこなかったのですが、矢中の杜の大きな特徴の「陸屋根」をご紹介するポイントです。なのに、障子は古くなり、ガラスも汚れてしまって…。
今回、ガラスも含めて建具周りの掃除をして、障子紙も新しいものに張り替え。大変明るくなりました。

コンセント廻りの確認と掃除は、邸宅保護のための大切な作業で、万が一の出火がないように、コンセイント廻りの埃を取って、状況を確認。延長コードなども見直して、新しいものに変える計画です。ついついおざなりにしていたところですが、11月の守り人講座をきっかけにして、不安な箇所を再認識。しっかり保存できるように、細かいところですが、しっかり確認していきました。

お昼には「吉屋」さんのお弁当をみんなで食べ、守り人からの差し入れの暖かい豚汁に舌鼓を打って午後の作業に入ります。

雨樋の掃除も、メンバーがある程度集まった時にしかできない作業。脚立などを使って、中に溜まった落ち葉や土を掻い出していきました。
神棚と仏壇の掃除もして、新年を迎えるしめ飾りも飾り、引き締まりました。

他にも庭の掃除をはじめとして、それぞれの気になるところを掃除も加えて、ひたすら手を動かしていきます。

諸々の掃除が終わったところで、密かな目標でもあった別館2階座敷の建具の入れかえにも挑戦。

別館2階の座敷の建具は、ガラス戸の内側に、建具が入っていますが、その建具は真ん中の2節にガラス、上下に網戸と障子が季節ごとに建て替えられる建具になっています。これまでは、網戸と障子の入れ替えをしていませんでした。みんな揃って、「やってみたい!」という興味が湧いて、この機会に入れ替え。入りにくいところなどもありながら、東側全て障子に変わりました。
温かみのあるお座敷に変化して、ちょっとうっとりしながら作業終了です。年明けからの邸宅公開で、ぜひご覧ください。

今年はこの年末大掃除で活動納めです。
重要文化財に指定されるという大きな出来事があり、大変誇らしく身も引き締まるような一年でした。思った以上に注目され、ひたすらびっくりしながらの対応で、あっという間でもありました。
活動に参加してくれる仲間も増え、注目されることで色々なお声がけがあり、広がりを感じました。

応援いただいた皆様、ご見学やイベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
何より、守り人会員の皆様はじめ活動に参加してくれた皆様、1年間お疲れ様でした。ありがとうございます。
みなさんの活躍の賜物です。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
思い切り楽しめる年になりますように。

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