
こんにちは、井上です。
前回は、オーナーに対して自分の姿勢を伝える努力をしたことについて書きました。
今回は、邸宅を動かし始めるにあたってどのような人にどのようなことを考えながら協力を求めていったかを振り返りたいと思います。
第一に、数十年もの間空き家となっていた邸宅ですから、掃除をしないことには何も始まりません。それには絶対的なマンパワーが必要です。
また、邸宅を文化財として残していくためには、建築学的な調査と、文化的価値の評価を行うことも必要です。これには専門家の力が必要です。
そして、邸宅の保存活用をすることは、邸宅単体だけでなく地域にとっても意義があり、賛[……]
「全文表示」