Author Archives: mina

2022.04.25

守り人日記~4月23日~

本日も、ご見学に来てくださった皆様、ありがとうございました!お天気も良かったので、北条散策がてらお立寄りくださる方が多く、皆様、ゆっくりじっくりご覧になってくださって、とてもディープに矢中の杜をご堪能頂けたのではないかと思います。

来月はもう五月!未だコロナ下ではありますが、そんな中でも子供たちが健やかに成長してくれること、そして、疫病退散を強く願って、五月人形とともに、本館座敷の掛け軸を、写真一枚目の「鍾馗図(北川金鱗作)」に、別館二階応接間の掛け軸は、除災招福を願って、写真二枚目の「不動明王図(信山作)」に掛け替えました。

それから、本日は、矢中の杜のガイドツアーのガイドとして[……]

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2022.04.14

“矢中の杜”をはじめた守り人の話 14 最高水準の文化遺産保護とは

こんにちは。井上です。

4月ですね。新生活の始まり、という方も多いかと思います。

そんな気持ち新たにするこの季節、今回の投稿では私の初心について触れてみようと思います。

 

随分と前に自分で書いた文章を読み返してみました。

そこでは、こんなことを綴っていました。

 

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NPOを立ち上げる際、私は一発起人として「矢中の杜を舞台に、最高水準の文化遺産保護の取組みを実現する」ことを目標としたいと言いました。
これが、私の「初心」です。
では、「最高水準の保護」とはなにか?
それに対する明確な答えが自分の中でまだ出てないので、[……]

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2022.03.21

守り人日記 〜3月19日〜

三寒四温を肌で感じる今日この頃。本日も見学に来てくださった皆様、ありがとうございました!

未だコロナ下ではありますが、桜のつぼみも膨らみはじめ、春はもうそこに。

そんなウキウキする春を想いながら、本館座敷の掛け軸を、写真一枚目の「牡丹に鳩図(北川金鱗作)」に。そして、別館二階応接間の掛け軸は、写真二枚目の「蓬莱春色図(北川金鱗作)」にと、爽やかで縁起の良いものに掛け替えてみました。

もうすぐ矢中の杜のお隣の旧北条小学校の桜も咲き始めそうです!春の散歩の道中に、ぜひ矢中の杜にもお立ち寄り頂けたら嬉しいです♪

守り人S[……]

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2022.03.17

3/12 守り人育成講座を開催しました

ぽかぽか陽気の午後、この日は邸宅公開をお休みして、「守り人育成講座」を開催しました。

邸宅のこと、施主の矢中龍次郎さんのこと、NPO活動のことをじっくり知る機会として、活動初期から継続して行っているこの講座。

今回は人数を絞り、すでに矢中の杜の活動には参加しているけれど講座は受講したことがないという守り人の方々を対象に行いました。

受講者同士もすでに顔見知りで、矢中の杜のことも多少なりとも知っている方々だったこともあり、

質疑含めて濃厚な2時間となりました。

受講者の皆さんには、今後邸宅ガイドにもチャレンジしてもらいたいと思っています。[……]

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2022.03.03

“矢中の杜”をはじめた守り人の話 13 NPO法人、誕生

こんにちは。井上です。

今回の投稿で、ついに、NPO法人“矢中の杜”の守り人が誕生します。

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前回の記事で、矢中の杜のVision、Mission、Valueがまとまりました。

しかし、これはスタート地点であって、NPO法人の設立に向けて決めねばならないことは山積みですし、NPO法人認証申請のための多数の行政書類も揃えていく必要があります。

そのため、中心となる学生メンバーは少なくとも週1回は集まって、話し合いを重ねていました。

写真は、当時の黒板。

NPO認証申請書類にも含まれる事業計画書を作成することを目標に、柱と[……]

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2022.02.28

守り人日記 〜2月26日〜

矢中の杜で、主に庭の手入れや整備などを行っている庭倶楽部のメンバーのKさんが、近くの竹林から切り出した竹で、こんな素敵な犬矢来を作ってくれました♪

写真奥のものは昨年製作のもの、そして手前が今回の新作!

どちらもとても素敵ですが、時を経るとこんなに色が変わるものなのですね〜。

色の違いが分かるのも、今のうち!

矢中の杜に遊びにいらした際にはぜひ、お庭で天然物の美しさをご覧頂けたら嬉しいです♪

守り人S[……]

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2022.02.21

守り人日記~2月19日~

今日は、つくば市市民活動課の「市民活動のひろばレポーター」さんが、取材に来てくださいました。

「つくば市民活動のひろば」というFacebookページにて、矢中の杜をご紹介いただけるとのこと。

どんな記事になるのか、私たちもとても楽しみにしています。

守り人 I[……]

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2022.02.03

“矢中の杜”をはじめた守り人の話 12 矢中の杜のVision、Mission、Value

本連載、2022年初更新となります。井上です。

本年もボチボチとマニアックな内容で連載を続けていきますので、どうぞお付き合いいただければ嬉しいです。

今回は、前回の記事の続編となります。

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めでたくデザイナーのHさんを迎え、NPO創設メンバーの顔ぶれが決まりました。2009年9月13日、顔合わせのため、ついに創設メンバーが一堂に会すことになります。

その中で、早速Hさんにファシリテーターを務めていただき、メンバーが各々思い描いていた矢中の杜像を一つにまとめてNPOの方針を定めるためのワークショップを行いました。

まずは、一人[……]

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2022.01.31

守り人日記 〜1月29日〜

本日もお寒い中、見学に来てくださった皆様、ありがとうございました!

コロナ感染がまた大きく広がりはじめ、不安な毎日ではありますが、季節は確実に移り変わり、少しずつ春の訪れを感じる今日この頃。

あちらこちらでつぼみがほころび始めた可愛い梅の花を思い浮かべながら、本館座敷の掛け軸を写真一枚目の梅花図(野沢如洋作)に。そして、別館二階応接間の掛け軸は、写真二枚目の梅花小禽図(北川金鱗作)に、掛け替えさせて頂きました。

矢中の杜の庭では、香りの良い、可憐な蝋梅も咲き始めています。世の中、コロナ感染でなかなか落ち着きませんが、どうか梅の花が満開になった時には、みんなで無事に愛で[……]

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2021.12.02

“矢中の杜”をはじめた守り人の話 11 “呼ばれた”人 Hさん

こんにちは。井上です。

今回の記事タイトル、“呼ばれた”人。

は?っと思われるかもしれませんね~。

矢中の杜の活動を始めて、これまで続けてきた中で、まさにこの人は、邸宅に、あるいは施主である矢中龍次郎さんに、このタイミングで“呼ばれた”んだろうなと思わずにいられない方々がいます。

私自身も、邸宅との出逢いは本当に不思議な縁によるものだったので、自分は邸宅に呼ばれたんだな、と当時しみじみ思っていました。

別にスピリチュアルな話ではないのですが、それまで接点や繋がりはなかったのに、なぜか今その時に必要だ!というタイミングで、人と繋がることがあるのです。[……]

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