11月29日の土曜日に、「北条地区文化財巡り」を実施いたしました。
6月に終了したクラウドファンディングのリターンの一つとしてご用意したものです。
当日は三名の方にご参加いただき、北条地区にある五つの文化財建造物をご案内しました。行程は、北条ふれあい館から始まり、川田家住宅、宮本家住宅、カフェポステン、矢中の杜です。
まず伺ったのは北条ふれあい館です。こちらは、国登録有形文化財の旧田村呉服店の建物を活用した交流施設です。ふれあい館では、北条街づくり振興会会長の坂入さんから、北条の成り立ちから現在に至るまでの歴史について教えていただきました。
次に向かったのは、川田家住宅です。大正時代後期の建造物で、今年、国の登録有形文化財として登録されました。通常は非公開ですが、今回の文化財建造物巡りに合わせて公開にご協力いただきました。所有者の川田さんから、建物とお庭の見どころをじっくり解説していただきました。
昼食は、国登録有形文化財の宮本家住宅のお庭でいただきました。地元のお弁当屋さんである吉屋さんの「つくば道弁当」。このお弁当には、筑波山地域の食材と「北条米」と呼ばれる地元産の柔らかくおいしいお米が使われています。
お弁当を食べながらみんなで机を囲み、楽しくお話ししました。
昼食を食べ終えた後に向かったのは、宮本家住宅の店蔵です。江戸時代末期に建てられたもので、醤油の醸造と販売が行われていました。
持ち主である宮本さんに、レジや法被、蓄音機などの物品をたくさん見せていただき、当時の様子をより感じることができました。
次に向かったのは、カフェポステンさんです。国登録有形文化財の建物で、旧北条郵便局を利活用しています。テレビで紹介されたこともある人気のお店です。入口から内装を見させていただき、カフェ内のゆったりとした雰囲気を感じることができました。
文化財建造物巡りの最後に向かったのは、矢中の杜です。ボランティアガイドがお三方をご案内しました。邸宅の内装や施主の矢中龍次郎さんの生い立ち、NPO法人“矢中の杜”の守り人の活動など様々なことをお話しし、皆さん深くうなずきながら聞いてくださいました。
また、設置が完了した自動火災報知設備をお見せすることができました。設置工事には、クラウドファンディングで集まった資金と、国や自治体からの補助金を充てさせていただきました。
ご支援いただいた皆様、改めまして誠にありがとうございます。
最後は邸宅のお庭にて大王松と見ごろの紅葉を見ていただき、文化財巡りは終了となりました。
今回の文化財巡りでは、文化財建造物一つ一つのことだけではなく、北条地区全体の歴史の中で、個々の建物がかつてどのように使われ、現在の形までつながっているのかを知ることができました。守り人である私たちも、矢中の杜を未来へとつなぐためにこれからも活動してまいります。
皆様、引き続き応援していただけますと幸いです。
