2016.12.09

矢中の杜活動史 第16回—NPOの名づけ

こんにちは。早川公です。
私事により更新が滞ってしまいすみませんでした。

今週よりまた更新再開したいと思います!

私が更新してない間、寺尾くんが精力的に更新してくれていました。
どれもこれも懐かしい…!
博士課程の頃でしたが、NPOの立ち上げのために休学して、ほぼ毎日寺尾くんと「土木」をしていました。
寺尾くんも書いていましたが、本当に「宝探し」をしているような日々でした。

さて、今回の記事の本題は前回予告したNPOの名づけです。
場所の名前は”矢中の杜”。
それじゃ、それを運営する団体の名前は何であるべきか。

これについては、詳細な議事録を残してないので記憶に完全に依拠するふりかえりなのですが、かなり「もめた」ことを覚えています。たとえば、

「何かをつくる場所」だから「工房」というネーミングがいいんじゃないか
「人が集う場所」だから「フォーラム」あるいは「アゴラ」はどうだろうか

なんて話も出ていたかと思います。
ちなみに後者はぼくのアイデアで、ぼくはたいがいの件において「カタカナ好き」だったため、よく「なじまないよね」と周りから否定されたのを覚えています(笑)

そんな議論のさ中、「”矢中の杜”に集まる人たちは、大切な何か守ろうとする気持ちを持つ人だよね」という話から、「守(も)り人」ってどうだろう、という意見がとある人から上がりました。

「守る」か。
ことばのイメージとしてはわりと受け身な気もするけど、ある種の控えめさもいいな。
強いことば、攻めのことばじゃないからこそ、そこに芯を一本通せる気もする

当時のぼくは、そんな感想をもったような気がします。

ただ、音の響きの難しさもありました。
「の」と「も」が連続するんですよね。
当時の理事のなかではそれを気にする人もいましたし、ぼく自身も音にしてみて、最初はぎこちなくて笑ってしまったこともありました。
でもそんなときに、当時の理事の1人から「代表が自信もって名乗れない団体名ならやめた方がいいよ」なんて厳しい発言をもらった記憶もあります。

まっすぐな団体名だからこその、それを引き受ける責任。
それが私にとって初めての「守り人意識」だったように思います。

こうしてNPOの団体名は”矢中の杜”の守り人に決まりました。
Vision、Mission、場所の名前と団体名。
つぎはいよいよ具体的な活動に入ります。次回はそれについて書いてみたいと思います。


今年の公開は、残すところ12/10と12/17の2回となりました。
冬の旧矢中邸は冷え込みますが、冬だからこそ感じられる空気感もあります。
暖かい服装でお越しくださいませ。

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