2013.02.24

工事経過:本館西側石階段配管工事

こんばんは!
minaです。
久々の、工事経過報告です!
が、本題に入る前にちょこっとお知らせです。
実は矢中の杜にもfacebookページがあるんです!
アカウントは結構前に作っていたのですが、いかんせんメンバーがfacebookに不慣れだったもので、活用していませんでした。。
が!だいぶfacebookの使い方にも慣れてきたので、遅ればせながらボチボチ活用していこうと思っています!
よければ「いいね!」してください。
そしてご友人やお知り合いにもお伝えくださいm(_ _)m
矢中の杜facebookページ
http://www.facebook.com/pages/%E7%9F%A2%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%9D%9C/263259647079372
では本題に移りますね。
今回の工事個所は、本館西側石階段です。
以前にkouが記事更新していた、大きな大谷石の階段を取り外した箇所ですね。
残念ながら、私はちょうどその日はお休みだったので、取り外している現場に立ち会えなかったのですが…。
以後、その階段では配管工事が行われています。


この工事の経緯を簡単に説明すると、この本館西階段は以前より地盤沈下を起こしており、それが建物にも悪影響を及ぼしていました。
震災によりそれがさらに深刻化してしまいました。
そのため、階段の下の基礎を改善する必要があったのですが、この階段部分は邸宅の様々な配水管が通っている箇所でもあります。
昔の配水管が残っているだけでなく、後に付け直したであろう配水管もいろいろとごちゃまぜになっています。
中には、破損した配水管もあり、それによる水漏れが起き、水が地盤中の土を削って、地盤沈下をさらに進行させていました。
とくにこの集水桝の辺りが深刻でした(ちょうど内玄関の外にあります)。

なので、階段の改善を行うに当たり、それらの配水管も改修することになったわけです。
ところが、この配管工事も一筋縄ではいきません。
当然のことながら、配水管は階段部分だけでなく、その先の邸宅までつながっています。
ということは、その工事のためには、かなりの距離のコンクリート基礎を斫っていかなければいけないんですね。
本館の土間からさらには坪庭まで、工事個所は延びていきます。
(本館の土間や坪庭は普段一般公開はしていないので、写真では伝わりづらいかと思いますが…)



さらに厄介なことに、先述の通り、新旧の配水管がいろいろと混在しているため、コンクリ基礎を取り外してみて初めて出てくる配水管も多数あるんです。
なかには、予期せぬ配水管も発見したり…。
この配水管は一体どこにつながってるのか???なんていう、謎の管もありました(^^;)
配水管については記録や図面が残っていないので、全容が把握できないんです。
その配水管が、すでに使用していないものなのか、現役で使っているものなのかを逐一確認しながら作業をしなければならないので、業者さんも苦労されていました。
ちなみに、昔の配水管は土管です。
こんな感じ↓で埋まっているのを掘り起こしていくのですから、大変な作業ですね。


取り外した配水管はこんなにたくさんあります。

それでも石段を取り外してから2週間経って、工事も大詰めのようです。
新たな配水管を設置し、問題の集水桝も新たに取り替えられました。


ただ、新しく配水管を設置するのも、なかなか難儀なようです。
文章で伝えづらいのですが、石階段横の大谷石擁壁を支える控え壁が階段下に設けられていて、それが配水管の勾配をつけるのを難しくしているそうで…。
本当に、一筋縄にはいきません(苦笑)
ま、これも古い建物を維持する醍醐味ということで!
配水管工事が終われば、また大谷石の階段を据え直して、ここの工事は完了になります。
大変な作業が続きますが、大震災と竜巻とを乗り越えるべく、邸宅もがんばっています。
また経過報告しますね!
それでは、今日はこの辺で。
これからは、工事経過に加えて、今後のイベントのお知らせも増えると思います♪
よろしくお願いしまーす!

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