処暑の頃、暑さのピークも過ぎたようです。
矢中の杜では8月20日、21日に庭木の緊急工事を行いました。
この作業には、3月31日、4月1日に開催した「御殿まるごとマーケット2018」の入場料を、工事費の一部として使わせていただきました。
矢中の杜には、前庭、中庭、奥庭の3つのお庭があります。大きな木もそれぞれにあり、緑陰をつくり、涼しい風を送ってくれます。
その中でひときわ目立つのが中庭東側の「榎の木」。本館に入る前に、アプローチから正面に見える木で、とても大きく、しかも中庭の一番高いところに位置して、堂々たる姿を見せています。しかしながら、大変残念なことにだんだんと弱ってきているのです。
今までも風や雪の影響で、弱った枝が折れ落ちていたのですが、この7月下旬に幹から西に伸びる大きな枝が、根元から折れてしまいました。
5m以上はある大きな枝が、他の庭木に寄りかかるように引っかかり、折れた大枝の根元は皮一枚でかろうじて繋がっている状況になりました。
悪くすれば、折れた大枝が邸宅側に落ち、邸宅を損壊する危険もあります。邸宅や保存活動の際の安全の確保が最優先と考え、折れた大枝の撤去作業を行いました。
施工は矢中の杜の守り人である東造園さん。榎の木自体が弱っており、大変な大きさであり、かつ高所に生えているため、大変難しい作業でしたが、無事撤去していただきました。
本格的な台風の季節の前に、秋のイベントの前に、そして9月から新たな生徒を迎える「つくばね学」の前に、素早い対応ができたのは、大変ありがたいことでした。
今後は榎の木の伐採を視野に入れつつ、見守って参ります。
皆様には「御殿まるごとマーケット2018」の入場料という形でご協力いただき、誠にありがとうございます。
皆様のご協力のおかげで、今回の急ぎの事態に対応することができました。
守り人一同、心より感謝申し上げます。
今後とも矢中の杜を応援してください。
どうぞよろしくお願いいたします。
”矢中の杜”の守り人事務局