2010.04.03

“矢中の杜”のカイコン

明け方までの「のみかいぎ」(前記事参照)の翌日ですが、今日は旧矢中邸での活動です。
一つは、邸宅公開事業をすすめるにあたってのガイド講習会。
事務局長が三月に上梓した修士論文をもとに、まずは邸宅の建立背景や基礎的知識の確認。
そして午後からは、NPOメンバーであり文化財研究者のK氏と、実際のルートを回りながら説明するべき箇所のチェックを行ないました。
こちらに関しては、ハヤカワ以外のメンバーが写真を撮っていたので、また別個に記事を更新ですかね。
そして同時並行して行なわれたのが、奥庭(と呼んでいます)の開墾です。
奥庭は元菜園だったと言われてますが、現在はそんな面影もないほどの荒れ地。
そんな奥庭を農園にして使ってもらい、ひとが集まる場所にしたい。
「奥庭ファーム再生プロジェクト」はそうした想いがあって立ち上げました。
これまで邸宅の現当主を中心に地道な草刈りや倒木の処分を続けてきましたが、プロジェクトの前に立ちはだかったのは巨大な倒木の根っこです。
【直径が40cmはゆうにある倒木の根っこ。時間が経ってすでにラピュタ化しています】

今日はこの根っこをどかしてしまおうと開墾を決意し、人を募りました。
以下は、今日の奮闘の様子です。
【今日のメイン活動メンバー「スーサンファーム(仮)」の格闘の様子。】
【スコップや鍬で、ガシガシ根っこを削ります。             】

【奥庭からは筑波山が眺めることができます。商店街の中の異空間です】

【作業開始から1時間。だいぶ土が取れて根がみえてきました】

【作業から2時間。ようやく根っこの全体像が・・・ここから周りをさらに掘り下げます】

【作業2時間半経過。こいつ・・・動くぞ!?】

【動いたはいいものの重くて引っ張りだせません…。                  】
【というわけで、コテを使って根っこについた土を取り除きます。         】
【かなり地味な作業ですが、「スーサンファーム(仮)」の面々が頑張ってくれてます】

【作業開始から3時間強。押してみては土を取る作業を繰り返す。ついに・・・いけるか??】

【開始から3時間半。おめでとう!ついに倒木の根っこを取り出すことに成功です!!】

根っこを引きずり出したときの達成感・・・これはなかなか感慨深かったです。
規模はちっちゃいかもしれませんが、開拓者の心意気とはこのようなものなのかもしれないな、そんな物思いに浸ることができた一日でした。満足。
今後、「奥庭ファーム再生プロジェクト」は随時更新していけたらと思います。
「農園やるのに開墾から」(しかもみんなどシロート)
というなんとも無茶苦茶なプロジェクトですが、それがまたこの場所の魅力でもあります。
是非このプロジェクトに携わってみたいという方、随時募集しています。
ピンとくることがあれば、まずはコミュニケーションをとばしてみてくれるとうれしいです。
 yanaka.no.mori[at]gmail.com ([at]を@にかえて)
では、またの更新でお会いしましょう。

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