2023.11.07

「山崎淳一 能面展」終了しました

「筑波山麓秋祭り2023」が11月5日に終了いたしました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。
矢中の杜でも、秋の特別公開のほか、地下穀物蔵では陶芸の作品展と能面展を開催しました。

11月3 日(祝・金) 4日(土)、5日(日)の3日間は、「山崎淳一 能面展」が開催され、多くの方にご見学いただきました。

山崎淳一さんはかすみがうら市にお住まいの能面作家さんです。
教員時代から能面の魅了され、平成11年(1999年) に制作をはじめたそう。剣道 教士七段、居合道 錬士六段をお持ちでもあり、日本の伝統・文化を大切にされています。

今回は矢中の杜地下穀物蔵に20面ほどの能面を展示いただきました。
大谷石の壁にずらりと並んだ能面は迫力ですが、能面同士の距離を近くして展示いただいたため、それぞれの面の表情や表現の仕方の違いなどがわかりやすく、思わず引き込まれました。

もしかしたら、ちょっと怖い空間になるかなあ、特に小さなお子さんには怖いかもなあと思ってはじまりましたが、そんな心配はまったくいらないことでした。肉感的でもあり、記号的でもある面が、キリリとした空間を作り上げていてくれていましたし、子供たちも鬼面をじっくり見つめたり、女面を楽しそうにみたりと興味を持ってみている様子で、嬉しい限りでした。

山崎さんには3日間在廊いただいて、能面の作り方や、表現の決まりごと、それぞれの面が持つ背景や意味などじっくりご説明いただきました。居合をやっておられることもあり、刀を例にして、今も言葉の中に残る部位の紹介もしていただきました。大変面白く、「能面の奥深さ」のはじめの一歩を体験できたように感じます。
ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

ご自宅では梅、柿、葡萄など果樹300本を管理・栽培もされていて、美味しく見事な柿や葡萄を出荷されています。お土産でいただいたブドウも柿も、丹精されたもので大変美味しく、あっという間に食べてしまい写真にも残りませんでした。

この10月にはつくば市みずほの村市場での柿「太秋」の品評会で、一等の県知事賞を受賞されました。おめでとうございます!

*現在、山崎淳一さんは、ご自宅離れの約100年前の蔵を改築し、能面ギャラリー「至寶館(しほうかん)」を開館、40面を展示されています。要予約。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です