「筑波山麓秋祭り2023」が11月5日に終了いたしました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。
「矢中の杜　秋の特別公開」はいかがでしたか！

今回の特別公開では、矢中龍次郎氏ご本人がインタビューに答えている文章を抜粋して、実際にどのような考えで矢中の杜は作られたのか、施主本人の言葉をお届けしました。

また、実際に邸宅を作る作業には、多くの職人たちが関わり、協力しながら作り上げていった技の結晶でもあること。それが今も息づいていること。

構想し、検討し、建てていった当時の記録（図面）を写しにして手に取ってみていただけるようにもしました。

わかりにくいかもと思いながらも、建物を体感いただきながら、じっくりと矢中の杜のこれまでを知っていただけるようにと準備を進めました。

龍次郎さんのインタビュー談話はやはり力強く、多くの方に楽しんでいただきました。
マノールのカタログは台所に配置替えをしたら、大変好評でした。

来場された方達からは、矢中の杜の当時の話、当時を知るご家族から聞いた話、ご自身の思い出などなど。たくさんのお話も伺うことができました。ありがとうございます。

今回は重要文化財への指定された直後の時期、どんな展示にしようかと悩みました。
やはり「みんなで守っていきたい」とお伝えしたいと思いました。
そして、私たち守り人以前に、邸宅をしっかり管理し続けてきた人たちがいたこともまた強く意識しました。

私たちもまだまだ知らないことがある中での拙い展示でしたが、お楽しみいただけたならば幸いです。
またぜひ矢中の杜においでください。お待ちしています。

地下穀物蔵で、展示をしてくださった「筑波大学焼き物をつくる会」の皆様、能面作家の山崎淳一様、ありがとうございました。ぜひまた機会をいただけるとうれしいです。

厳しいスケジュールの中、写真集を撮影・編集・製作いただいた野中典子様、株式会社キャンバス様、ありがとうございます。おかげさまで皆さんが手に取って楽しんでいただける魅力たっぷりの写真集になりました。

最後になりますが、構想や準備から、当日の運営まで取り組んでくれた守り人の皆様、ありがとうございます。おかげで、安全に多くの方に楽しんでいただけました。お疲れ様でした。また邸宅の手入れをしながら、いろいろ工夫していきましょう。

事務局　中村