2017.01.12

矢中の杜活動史 第19回—東西お雑煮対決 矢中の杜の陣

こんにちは。寺尾です。
昨年から始めたブログの連載記事ですが、新年は本日からスタートです。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

この「矢中の杜活動史」はNPOを立ち上げたところで年末を迎えたので、今年はいよいよNPO設立後の話を…と行きたいところですが、せっかく年明けなので閑話休題、年明けにまつわる活動のエピソードをご紹介したいと思います。名付けて東西お雑煮対決!

手許の記録によると、2011年の年明け最初の活動日のこと。お掃除のお昼に、メンバーどうしで地元のお雑煮を作ろう!という話になって開催しました。

話の背景は、筑波大学の特色の話から始めなければなりません。立上げ当初の事務局メンバーは筑波大の学生でしたが、この大学は全国でも有数の、全国各地から学生が集まっている大学です。多くの大学は地元出身の学生が多いようですが、筑波は地元である関東や茨城県内の出身者の割合が(他大学に較べて)低い。つくばエクスプレスができてからは東京都東部や千葉県北西部から通う人も出始めましたが、それ以前は「陸の孤島」と呼ばれ、大学のごく近くを除いて自宅から通うのはほぼ不可能。実に8割もの学生が大学周辺に部屋を借りて住んでいるという環境です。そんなわけでか、北海道から沖縄まで、各地の人が揃っています。ちなみに僕は「全国47都道府県の友達の家を訪ねる」という密かな野望を持っていました。達成したのはわずか2県くらい…(笑)。

説明が長くなりましたが、立上げ時の事務局メンバー4人もやはり全国区で、早川さんが宮城、井上さんが島根→兵庫、なおみさんが愛媛、僕は横浜、と多彩な構成。それじゃあ、東西それぞれのお雑煮を作って食べ比べしてみようか、となったのです。メンバー構成は早川さんと僕で宮城のもの、なおみさんが愛媛のもの。それに井上さんがおでんを作ってくれました。(僕は生まれこそ横浜ですが、父方・母方の祖母が愛知と宮城の人でそれぞれの雑煮に馴染みがあるので、今回は宮城チームで参戦です)

ということで当日を迎えて作るのですが、、東チームのメンバーを見てください。(当時)普段料理をあまりしない男2人で雑煮を作る、けっこう難題です(笑)。毎年食べてましたが自分で作ったことはないので、祖母のを思い出しながら記憶を頼りにがんばります。具は何が入ってたっけな、醤油ベースだけど味付けどうやんだべかな…。うまくできるかちょっと不安でしたが、なんとかそれらしいものができました。

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うまくできるかな…

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そういえば牛蒡が入ってない。

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味噌汁じゃないですよ。

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こちらはおでん。

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完成。
左がなおみさん作・愛媛ver. 白味噌ベースです。
右が早川さん&terao作・宮城ver. 野菜たっぷり。
写真が手ぶれしててスミマセン。

全国各地のお雑煮を紹介している記事はインターネットにも多数ありますが、家族親族に所縁がないとなかなか口にする機会はないもの。実際に食べ比べてみて、またあちらの地方ではこんな作り方だよと話をしていると、こんなに違いがあるんだね、と新鮮な驚きでした。
多彩なメンバーが集まるとこんな楽しみもありますよ。
という年初の小話でした。


矢中の杜、今年の邸宅公開は今週末1/14(土)からスタートです。
邸宅はかなり冷え込むので、暖かくしてお越しください。

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