2013.02.28

「春の嫁入り」企画立案までの道のり

こんばんは。
minaです。
早速ですが、この写真。

前回の記事でもお知らせした、3月30日(土)に予定しているイベント“矢中の杜”春の嫁入り~花嫁行列~にて、花嫁は北条にお住まいの地元の方がご好意で貸してくださった花嫁衣裳を纏います。
鶴が舞い、金糸銀糸で彩られた色打掛は、それはそれは華やかの一言に尽きます。
かつらや小物まで、一式お貸しくださいました。

今回のイベントは、NPOにとっても、とても意味のある企画です。
そこで今日は、“矢中の杜”春の嫁入りについて、その企画が決まるまでの道のりをお伝えしたいと思います。
そもそも、なんでまた、「嫁入り」がイベントのテーマに!?と思われる方も多いかなと思いますが、これにはもちろん、ちゃーんと理由があります。
まず「乙女のつくば道」というイベントが前提にあるのですが、このイベントは、その名の通り“乙女”(女子、女性)が心躍るような企画を思う存分やっちゃいましょ♪というものです。
なかなか偏った(?)コンセプトですが、これがなかなかウケもよく、ノリもよく、何より楽しいんですな。
昨年の春、初めてこのイベントがつくば道沿道で開催されて、矢中の杜も参加していたのですが、それはもう大変好評でした。
1月に「今年も乙女やるよ~」という連絡をいただき、さぁて矢中の杜では今年は何をしようかと数人の“乙女”と考えていたところ、モクモクと膨れ上がったのが「花嫁」というキーワード。
乙女なら誰もが心躍る言葉ですね。
ただ、それだけじゃないんです。
「花嫁」が私たちの間で意味を持つのは、もう一つ理由があるんです。
実は、矢中の杜の活動を通じて出逢った二人がめでたく結婚することになったんです。
二人は、結婚するにあたって、北条に感謝の気持ちを表すにはどうするのがいいかなと以前から考えていました。
北条でお世話になった方々に少しでも喜んでもらえるようにしたいと、かつて北条で婚礼の際に行われていた「提灯取り替えの儀」を再現できないか、と。
それなら、せっかくだから乙女のつくば道に合わせて、「花嫁/嫁入り」をテーマに、企画を考えてみたらどうだろう!
…というのが、企画立案のスタートでした。
イベントの準備を進める中で、花嫁、花婿を中心にして、昔の提灯取り替えがどのように行われてたか、地元の方にいろいろとお話を聞きに行き、伝統を紐解いています。
なかには仲人として提灯取り替えの儀を取り仕切ったことがあるという95歳の大先輩にも出逢えたとのこと。
聞く側が学ばせてもらっているのは言うまでもないですが、話をする側の地元の方も嬉々としてお話してくださるそうです。
一方、花嫁衣裳についても、どうしたものかと考えあぐねていたのですが、普段NPOで一緒に活動している地元の方がいろいろと声をかけてくださった結果、北条で貸してくださるという方が見つかりました。
それが、冒頭の打掛です。
その他にもかつらや小物まで、一式お貸しくださいました。
貸してくださったその方も、すごく喜んでくださっているようです。
イベントとしてあまりハードルを上げても大変なので、地域の方全員とはいかないかもしれませんが、規模はささやかかもしれませんが、NPOとしても、ただイベントをするのではなく、この企画が二人にとって、そして参加される皆様にとって素敵なものになるように、準備を進めていきたいと思います。
また、着付体験や花嫁修業体験、花嫁写真など、他の企画についても随時続報を届けていきますね。
花嫁を目指している乙女も、すでに花嫁になっている乙女も、そして花嫁を求めている男性も、その親御さんも、楽しんでいただけますように!
*花嫁行列
北条で出逢い、この春結婚する二人が、古式ゆかしき「提灯取替えの儀」を再現。花嫁が花婿とともに、商店街を歩きます。
*日時:3/30(土) 13:00~14:00
*場所:北条ふれあい館から矢中の杜玄関前
※荒天中止

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