2018.01.11

矢中の杜活動史 第35回—矢中の杜×デジタルハリウッド大学〜デジタルコンテンツで文化財を発信する〜

こんにちは。teraです。

僕の回では第17回「NPO設立総会」から、いくつかの番外編を挟んでNPO立ち上げの頃のことをお話しました。今日は少し時系列が飛びますが、今ご覧いただいている、この矢中の杜とNPOのWebサイトができるまでのことを書いてみたいと思います。表題にもありますが、このWebサイトはデジタルハリウッド大学さんのゼミ活動として、全面的なご協力により制作していただいたものです。Webサイト公開時の記事ではさらっと書きましたが、今日はこのコラボの経緯について書いていきたいと思います。

コラボのきっかけは、後の回で取り上げますが、2012年5月6日の北条地区で発生した竜巻です。つくば市からデジタルハリウッド大学に「デジタルコンテンツを通して復興支援活動ができないか」と打診があったそうで、大学では先生と学生さんとで地域を回りながら、「町興し」のためのWebサイトの制作をすることになりました。その頃、矢中の杜ではWebでの情報発信は無料サービスのブログで行っており、このページのような体系化されたWebページは持っていませんでした。それならばぜひ、とお話をいただき、矢中の杜及びもう1本のWebサイトを制作いただくことになりました。

デジタルハリウッド大学は、ご存知のとおり、東京の御茶ノ水にある、CG、アニメ、プログラミング、ゲームといったデジタルコンテンツの制作を学ぶ大学です。そのような大学と一緒にプロジェクトができるとは、何かすごいものができるのではとわくわくしたのを覚えています。

はじめに顔合わせをしたのは2012年の秋頃だったでしょうか。東京から矢中の杜まで来てくれて、打ち合わせをしました。参加してくれた学生さんの一人が、それまでのブログの全記事を読んで(!)活動を理解しようとしてくれていたのが、参加した矢中の杜メンバー全員に驚きと嬉しさとをもたらしました。

このページの裏を明かすと、WordPressというソフトウェアで作られています。ブログのデメリットとして、常時発信したい情報や、まず初めに伝えたい情報が埋もれてしまうという点を感じていたので、固定的なページ+組み込みの(外部リンクでない)ブログを作りやすい、なおかつフリーウェアでグラフィックもカスタマイズ可能なソフトとしてお願いしました。宣伝じゃないですが、このWordPress、かなりのサイトで使われているらしいですよ。

制作の過程では、グラフィックデザインのイメージを共有するのにちょっと苦労もありましたが、旧矢中邸の外壁画像を背景にし、矢中の杜らしい仕上がりになったのではないかと思っています。
また固定ページの原稿は主に僕が作ったのですが、文章を書くのがあまり速いほうではないので、仕上げに入った2013年のGWは、丸2日間ほど返上でカフェに籠もり、原稿を書いて直して写真を選んでとやってました。頑張ったアピールです、はい(笑)

2013年5月に竜巻から1年を迎えるのを機に、正式にサイトを公開し、旧ブログから移行しました。
このプロジェクトはデジタルハリウッド大学さんのページでも紹介されています。矢中の杜Webサイトが永く活躍することを通して、デジタルハリウッド大学さんの実績にもなれば嬉しいです。

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