2010.04.08

春の里山歩き

皆さんこんにちは、管理人のハヤカワです。
今日は、旧矢中邸のある北条地区の北隣、里山の風景が広がる田井地区でウォーキング・ミーティングを行なってきました。
筑波山を登山するのもいい。
つくば道を歩くのもいい。(つくば道については、次回ラヂオつくば4/13水、をお聴きください)。
でも、筑波山麓にはまだまだ歩いて楽しいところがある!
というわけで、チームごじゃっぺ(「チームごじゃっぺ」については4/5の記事をごらんあれ。)の面々と、里山歩きに出かけました~。
【田井地区六所の駐車場から、ウォーキング開始。快晴でした】

途中、「六所の家」(コミュニティセンター)に寄ると、地元の方々が体操をしています。
筑波大学の先生に教えられた体操をもう6年実践しているそうです。
そして一向は、目当ての滝に向かいます。
里山とはいうものの、道はだんだん険しくなってきます。
【里山を行くチームごじゃっぺ一向】

・・・と開始から30分くらい歩いたところでしょうか。
目的地の滝に到着しました!
【これが六所の滝(仮)です】

実はこの滝、最近までほとんど日の目に当たることのない滝だったそうです。
薪から化石燃料へと燃料革命が起こってからというもの、日本の里山は人の手が入らず荒れてしまい、ついには昔の生活道が藪や篠竹によって閉ざされてしまうようになりました。それはこの地区でも例外ではありません。
しかし現在、里山の古道の再整備が地元の人びとによって行なわれ、今回の滝のように「復活」するケースも少しずつ増えています。
これはさらに2年前に「発見」された滝(白滝)です。
六所の滝(仮)からさらに1時間くらい登ったところ、筑波山神社の付近にあります。
【白滝の写真】

【案内板も設置されている。こちらはかなり整備が進んでいる模様】

こうした人びとの取り組みは必ずしも「観光」の文脈には乗りません。
では、こうした取り組みがなぜ/何のために行なわれるのか。
この問いに対して、僕は語りに足る言葉をもっていません。
いうなれば生活のなかの「豊かさ」を取り戻す実践なのでしょうが、どうにも言葉が浮いてしまっています。
ただ、こうして実際歩いてみると、人びとの想いや努力にたしかに「触れている」ことを実感するのです。
それはとても心地の良いものであり、自分がこの筑波山麓地域に関わっていたいと思うことと根っこのところでリンクしているような気がしています。
お昼はメンバーでそばを食べて解散。
これからイベントでやっていきたいこと、巻き込んでやっていきたい楽しそうな企画なんかも話し合えた充実した時間でした。
今回の行程は山麓地域情報紙『すそみろく』15号に掲載されています。
皆さんも春の内に、ぜひ歩いてほしいなと思います。

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