2021.06.30

【つくばね学 : 押し入れ調査その後】

6月25日のつくばね学、前回に引き続き本館座敷の押入れの調査を実施しました。本館居住棟の座敷にある押し入れです。前回整理と調査を始めましたが、思いの外手間がかかり、今回に引き継ぎました。

今回も生徒3人での作業、今回は記録を守り人スタッフが担って、その他の仕事をお任せすることに。

ほとんどが同じ種類の布団の類でしたから、できるだけ手間を省きながらの作業でした。前回の教訓を生かして、今回は新な布団圧縮袋を導入、しっかり圧縮できました。

驚いたのは生徒たちの丁寧さ。圧縮するときに、余分な部分をうまく巻き込んで、綺麗な姿に圧縮していきます。しかもテキパキと。う、うつくしい![……]

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2021.06.28

守り人日記 ~6月26日~

邸宅公開の1日でした。邸宅の中は涼しい風が吹いて心地よく、矢中の杜の居心地の良さを体験していただいた日でした。おいでいただいて皆様、ありがとうございます。

公開中に、エノキのゴブリンのメンテナンスと、裏木戸の修理も。

ゴブリンは以前邸宅の中にあった古いエノキの木を伐採した時の枝を使ったもの。ゴルリン博士が製作してくれて、エノキの木の代わりに邸宅にいてくれます。昨年の長梅雨でカビが発生してしまったので、今年はそんなことにならないように、塗装をしてみました。

裏木戸は、以前風にあおられて一部が壊れてしまいましたが、修繕して木戸として復活。

守り人はいろんなことをしていま[……]

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2021.06.24

【つくばね学 : 押し入れ調査開始】

6月18日のつくばね学、本館座敷の押入れの調査が始まりました。

押し入れの中身を出して、種類や大きさを確認し、整理してしまうという、片付けを兼ねた調査です。この日は、生徒3人での作業で、ものの寸法を図り、写真を撮り、記録するをそれぞれに担当して進めました。

本館居住棟の座敷は床のあるお座敷で、一間の押入れがあります。その中には布団類が入っているのですが、長く使っていないため、中身が膨れて押し入れの襖を押し出していました。

5月に生徒たちに網戸に建て替えをしてもらった時、「ここ膨れて襖が外れそうですよ」と生徒たちからの指摘を受けたことがきっかけの調査です。

中をよ[……]

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2021.06.21

守り人日記 〜6月19日〜

雨の一日。
お足元が悪い中、ご来場下さった皆様、ありがとうございました。

本日は、最後にいらっしゃった素敵な仲良しカップルのお客様に、突然ながらも、よろしかったら掛軸交換を一緒にぜひ!とお願いしたところ、快くお引き受け下さり、お手伝いして頂きました♪

本館座敷の掛軸は、野沢如洋作「亀図」に、そして別館応接間は南部春邦作「鯉図」に掛けかえてみました。亀の軸には、和風喜気相随(わふうききあいしたがう)と書いてあり、意味は「のどかな風はめでたい気分を相伴っている」ということで、書き初めなどにも使われるおめでたい言葉だそうです。コロナの状況下、そして梅雨…と、暗くなりがちな今、矢中の[……]

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2021.06.17

【つくばね学 : 日陰で草取り】

6月11日のつくばね学。奥庭の草取りを実施しました。
快晴で、夏を思わせる気温の上昇もあり、日陰を選んでゆっくり作業です。

矢中の杜の奥庭は、かつて専属の庭師の方の作業スペースでもありましたが、現在は、広場のように使いたいと整備を進めています。

つくばね学の生徒たちの作業と、別の日に庭倶楽部のメンバーの作業が、実は連携しています。おかげで、広場らしい姿になってきています。

中庭は回遊式になっていて、つくばね学の生徒たちには、以前ご紹介したように上の方の小道を掘り出してもらいました。その後庭倶楽部のメンバーの草刈り整備で、道がつながりました。(とはいえ、このところの「降って・[……]

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2021.06.15

守り人日記 〜6月13日〜

久しぶりの日曜日の邸宅公開、明日からの雨に備えて午前中に陸屋根のコーキング補修作業を行いました。
雲の隙間から時折のぞく太陽に照らされて、じりじり夏を感じながら傷んでしまった防水シートの継ぎ目にコーキング剤を上塗りしました。先日お騒がせした小動物の入り口かもしれない部分の補修も確認!

建築当初は玉砂利が敷かれ、シートには直射日光は当たらない予定だったのかもしれませんね。昭和の時代には、最近のようなゲリラ豪雨みたいな降り方もしなかったかもしれません。

午後には気持ちの良い風が吹き始めたので、風鈴も出して、奥ではヒマワリを植える守り人もあり、すっかり夏仕様です。雨の降り方も、日差[……]

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2021.06.11

別館迎賓棟/現況調査が実施されました

6月1日、別館迎賓棟の現況調査が実施されました。

ご協力をいただいている伝統技法研究会の皆様による調査です。

別館迎賓棟の2階は、迎賓棟にふさわしく洋風和風の見事な応接室があります。風格があり、落ち着きと豪華さが同居する自慢の空間です。この別館迎賓棟の2階部分の傾きが、東側(庭側)に進んでおり、2020年には今できる補強措置工事を実施しました。

現在は2箇所の建具を外し、それに変えて補強のための木製フレームがそれぞれに入っています。ただ、このフレームはあくまでも一時的な対策で、本格的な調査と修復工事が必要です。

総勢10名の専門家の方々が、別館の平面立面や構造の確認[……]

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2021.06.09

【つくばね学:ぬか袋で磨き上げる】

6月4日は、強い雨が降る少々荒れた天気、屋内での作業となりました。

この日は、ぬか袋を使って床を中心に木部を磨き上げる作業をしてもらいました。

昨年も一度やってくれていて、2回目のぬか袋磨き。ぬかの入った布袋をもって床を拭いていきます。

布袋は汚れていきながらも、ぬかの油分がジワジワと出て木部を保護しつつツヤが出てきます。誰のぬか袋が一番汚れるか!と競争しながらの作業で、床と柱を磨いてくれました。

振り子時計もネジを巻き時間を合わせてくれて、作業終了です。

後半は宮清大蔵で「百年名家」のビデオ鑑賞。先週の続きを大画面で見てもらいました。[……]

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2021.06.07

守り人日記 〜6月5日〜

薄曇りなお天気ではありましたが、ほどよい間隔でずっとご見学の方がいらしてくださり、賑やかな一日でした。

そんな中、自由見学の時間帯にアプローチ部分の花壇にお花の苗を移植。そして、お花の終わった水仙を可愛い三編みに。葉っぱが自然に枯れるまでこうしておくと(普通に結んでもOK!)見た目もスッキリするうえ、光合成をし続けて栄養分を球根にたくさん蓄えることができるため、来年の花つきがよくなるそうです。見た目とても可愛いので、矢中の杜にいらした時にはぜひご覧になってみて下さいね!来年の開花が楽しみです♪

守り人S[……]

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2021.06.03

“矢中の杜”をはじめた守り人の話 6 -バランスを考えながら、声をかけ、協力者を集める-

こんにちは、井上です。

前回は、オーナーに対して自分の姿勢を伝える努力をしたことについて書きました。

今回は、邸宅を動かし始めるにあたってどのような人にどのようなことを考えながら協力を求めていったかを振り返りたいと思います。

第一に、数十年もの間空き家となっていた邸宅ですから、掃除をしないことには何も始まりません。それには絶対的なマンパワーが必要です。

また、邸宅を文化財として残していくためには、建築学的な調査と、文化的価値の評価を行うことも必要です。これには専門家の力が必要です。

そして、邸宅の保存活用をすることは、邸宅単体だけでなく地域にとっても意義があり、賛[……]

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