2016.07.14

矢中の杜へようこそ(その9)

16071401さてそれでは、いよいよ屋敷で一番華やかな部屋へ行く事にしよう。
食堂と呼ばれているこの部屋こそが、『矢中御殿』の大もとなのである。
皇室の方々がお休みになってもいいほどの豪華で堅牢な建物なのであるが、何故かどうしても還暦を過ぎた龍次郎翁の豪華な『秘密基地』に見えてしまう。
屋敷の中でここだけが異質に見えるのは、そんな龍次郎翁の遊び心からか。
16071402信じられないような、桜の一枚板の天板を使った造り付けの棚に、観音開きの窓に西陣織と伝え聞くカーテン。
7枚にもおよぶ南部春邦の筆による草木図は全て杉の一枚板に描かれ、その鮮やかさは70余年経った今でも健在である。
そしてその上に張り巡らされた国立公園図も、水墨画とは言え十分に目を惹く。
今回もFBの方に、短い動画をアップしておくのでご参考に。

次回の公開日は、週末の16日(土曜日)である。
エアコンも無い屋敷ではあるが、その居心地の良さをぜひ体験しに来て頂きたい。

soraneko

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