2016.07.28

矢中の杜へようこそ(その11)

16072802階段を上れば、別館の二階へと至る。
ここは戦後に造られた比較的新しい建家であるが、それでも昭和28年の竣工であるから60余年は経ている事になる。
戦後の建造物のせいか他の部分、特に別館一階部分とは随分と雰囲気が違う。
一階部分は鉄筋コンクリート製で、漆仕上げの木材に漆喰天井であった。
対して二階は、杉の正目材の白木で造られている。
16072801やはりどこか穏やかな雰囲気なのは、戦後の開放感なのであろうか。
一階部分とは12年もの年代差があるものの、今となってはそのレトロさにあまり違いを感じないかも知れないが。
戦後と言えどもちょうどこの頃は、朝鮮動乱の最中であったはず。
現に出来上がったばかりの頃に、米軍の化学部隊の大佐であったロスチャイルド氏が訪れている。

さて今回も、様子はFBの画像をご覧になればと思う。
週末の土曜日は、7月最期の公開日である。
どうやら梅雨も明けたようなので、ぜひお出で願いたい。

soraneko

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