2016.11.16

矢中の杜活動史 第14回—最初の北条祇園祭

こんにちは。
矢中の杜活動史、第14回目です。

これまでの僕の会では、2009年の春に掃除を始めてから夏までに手がけてきたことをお話ししました(一部その後のエピソードも織り交ぜています)。掃除が一段落着くと、邸宅を活用していこうという段階に行きますが、今日はその最初のイベントとなった、2009年夏の北条祇園祭での邸宅公開をご紹介したいと思います。

2009年春から本格的に掃除を始め、毎週のように旧矢中邸通いを続けていましたが、一段落着いたのが2009年の7月頃だったでしょうか。屋内を一部屋一部屋片付けて磨き上げ、ほぼ一周したのがその頃です。屋外はまだまだなのですが、邸宅の前庭にも伐採した木や竹が取っ散らかっていたのを一掃して、とりあえず人に見せられる状態になりました。前回の枯れ池の土木部のように、その日終わらせるのは不可能と思われた枯れ枝の片付けをえいやっと終わらせ、その晩に掃除メンバーで飲んだビールはうまかったなあ。(笑)

それから間もない7月末が北条地区の祇園祭。町内にある八坂神社の例大祭で、地元では「年に一度北条が蘇る日」と言われる一大行事。出店が立ち並び、各町内の山車が練り歩きます。普段は遠くにいる北条出身の方々もこの日に合わせて帰省されるようで、北条商店街は大変な賑わいになります。

矢中の杜では、この日初めて一般の方向けに邸宅公開を行いました。今と同じツアーガイド制です。ツアーガイド制の邸宅公開は井上さんの強い想いがあって採用していますが、このあたりはいずれ早川さんから紹介してもらいましょう。

最初のお客さんは、筑波大学のある先生とその学生さんたち。井上さんがガイドします。基本的にはガイドは今と同じスタイルで、1時間弱かけてじっくりとご案内しました。先生からもご好評でした。
続いての回は地元の方々を中心にご案内。今はスタッフとして尽力されているTさんの姿もありました。このときが一般向けには初の「矢中御殿」の公開でしたから、地元北条の方々にはさぞ感慨深かったことでしょう。
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僕はその介助でついていましたが、次の回からは「teraoくんもやってみな、できるっしょ」みたいな感じで半ば無茶ぶりを受け(笑)、準備も何もないままやることに。その2回だけしかガイドの説明を聞いていなかったので、見よう見まねでなんとかやりました。なんと急なガイドデビュー。この頃は試験公開で協力金もいただいていませんしたので、こんな無茶なこともできました(笑)。
ともあれ、この日はお祭りだったのでかなり多数のお客さんが来場され、好評でした。

スタッフは、昼間は働き、暗くなったら仲間で飲むような感じ。出店で買ってきた品々を肴に、オーナーのMさんも楽しそうです。

これ以降も機会があるごとに試験公開を行いました。翌年の本格開始に際しては、試験公開のガイドをもとに、ガイドポイントをきちんと整理して、スタッフ向けに講習会を行い、取り組んでいます。

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