「矢中の杜」を建築した矢中龍次郎氏。
つくば市北条出身の矢中氏は、セメント防水剤「マノール」をはじめとした建材の研究家であり、油脂化工社(現在の株式会社マノール)を創業した実業家です。
晩年に至るまで、建材の研究や発明、製品化に従事しました。昭和11年に 帝国発明協会から表彰を受け、昭和30年には紫綬褒章を受賞するなど、多大な功績を残しています。
写真が矢中龍次郎氏です。本館陸屋根で撮影されたもので、足元をみると玉砂利が敷かれていたことがわかります。別館2階の奥に見えるのは筑波山ですね。
矢中の杜は木造住宅の大敵である、湿気を室内にこもらせないために、随所に換気システムが設計されています。公衆衛生にも深く興味を持たれていた矢中氏の建てた邸宅は、爽やかな風が通ります。
3月14日(土)、15日(日)の邸宅公開はお休みです。
お問い合わせは”矢中の杜”の守り人事務局まで
yanaka.no.mori@gmail.com