つくば北条アートプロジェクトへ

10月22日〜11月8日の12日間に開催された矢中の杜展覧会、多くの方においでいただいて、心より感謝申し上げます。

矢中の杜展覧会を、準備から開催まで、”矢中の杜”の守り人からの目線で思い出してみようと思います。よければ最後までお付き合いください。

矢中の杜に、ネオつくばプロジェクトの山中さんが企画を持ってきてくれたのは6月でした。邸宅公開の休止期間が明けて再開されたものの、いつもの公開とはやはり違う中、別館の補強措置工事や版築の計画など、やることは沢山あってと、先が見えにくい時期でありました。

そんな中で、つくば北条アートプロジェクトの計画や、日常にアートを、という活動をされているお話は、大変興味深く、ぜひ矢中の杜で実現させましょう!ということになりました。

夏には、作家の皆さんが、次々と矢中の杜を訪問してくれて、邸宅をガイドしたり、作品のお話を聞いたり。雨続きでしたから、晴れた日の矢中の杜を見て欲しいのに…と思ってみたり。

矢中の杜でも別館の工事や、版築ベンチWS、庭倶楽部による整備など、あっという間に時間は過ぎていきましたが、アートに詳しいわけでなく、潤沢な資源があるわけでもなく、少し不安になった時期でもありました。

進め方や取り組み方について、いろいろと注文をつけたり、対応に追われたりしながら、忌憚なく言い合って、だんだんと固まっていったように思います。

9月の末にはチラシもできて、本格的に広報開始。
私たちは北条の街の皆さんや矢中の杜の来場者や関係者に、こんな計画があるのでよろしく、と言い続け、それでもどうなるのかまだ具体的にイメージできず、問題ばかりがあるように思えて緊張しっぱなしだったというのが正直なところ。

現代アートと矢中の杜、マッチするのかしら?作家の皆さんには、矢中の杜を感じていただいたのかしら?邸宅が傷ついたりしないかしら?来場してくれる方はいるのかしら?楽しんでもらえるのかしら?などなど。
今思い出してもハラハラします。

その上、感染症の対策をどうするか、限られた人数のスタッフで、安全に運営するにはという心配もあり、なんだかもうとにかくハラハラしっぱなしだったのです。

開催日が近づいて、作品の配置の確認や動画の撮影、メディアの取材などがあり、もはや腹を据えるしかない状態。フレキシブルに運営をどんどん変えていこうとスタッフで話し合い、やっと落ち着いて対応できるようになったのでした。

迎えた作品搬入の日、実際の作品群が配置された時には、一足早くしみじみと感動し、よし、自信を持って皆さんを迎えて楽しんでもらうぞと、一気に気持ちが切り替わりました。

開催初日から、予想を上回る来場があり、「おもしろい!たのしい!」と喜んでいただきました。

矢中の杜を知らなかった方にもたくさんおいでいただいて、作品とともに邸宅の魅力と活動を知っていただきました。

矢中の杜を以前から知っている方には、保存や活用が進んだねと言っていただきました。ちょっと涙が出そうなほど嬉しかった。

多くの方に庭を歩いていただいたのは今回が初めてで、邸宅を新たな視線で見ることになり、いい機会になりました。

次ははいつ?と聞かれることも多かったです。次も必ずやってね、と言っていただくこともあり、誇らしい気持ちにも。

アートが持っている力が、矢中の杜で存分に発揮され、それをたくさんの方に体感いただく事ができたなあと思います。

私たちにとっても大変貴重な経験で、次は、こんなことをしたい、こんな人に使ってもらいたいなど、やりたいことも膨らむ大きなきっかけになりました。

さまざまな制約の中で、素晴らしい作品を展示していただいた作家の皆さんには、心からの敬意と感謝をお伝えします。矢中の杜の場を意識した作品は、見応えがありました。

ボランティア参加してくれたサポートスタッフの皆さんには、惜しみなく力を貸していただいて、スムーズに安全に運営できました。ありがとうございます。

素晴らしい企画を立てていただいて、粘り強く準備をし、見事な展示を実現してくれたネオつくばプロジェクトの山中周子さん、ありがとうございます。山中さんのコーディネートの賜物です。

矢中の杜展覧会は「つくば北条アートプロジェクト」のpilot版です。

次はどんなプロジェクトが開催されるか、楽しみにするとともに、関わってこそ参加してこその面白さを、多くの方に体験していただけるといいなあと思います。

最後に、この記事の写真は一番楽しんだであろう守り人たちがとったもの。
守り人ならではのレアなものもあります。

今は余韻に浸りながら、次は是非皆さんも一緒に、つくば北条アートプロジェクトをつくり上げていきましょう。

事務局 中村

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