2023.04.27

【つくばね学 : 新年度のはじまり】

4月21日(金)、3年生になった生徒たちが矢中の杜に戻ってきてくれました。

この日は、初夏を思わせるような陽気が続いていることもあって、少し早いですが恒例の「建具のたて替え」をしました。

今回は夏に向かって障子を網戸に替える作業。

五層窓に入っている内側の障子戸を外し、しまってあった網戸に変えていきます。

建具の掃除もしながらたて替え作業。建具を運びながら長い廊下を行ったり来たりしていきます。

建具自体は軽いものの、奥の物入れから本館の座敷まで網戸を運び、はずした障子をしまい、という作業は手間がかかります。しかし、面白い作業でもあります。建具自体、日本家屋らしく場所ごとに幅が少しづつ違いますが、そんな点にも気づいてくれたでしょうか。

矢中の杜の建具の入れ替えは、邸宅の衣替えと言えるもの。施主矢中龍次郎氏は、住宅は一番外側の衣服とも言えるのだから衣替えをするものだ、とおっしゃっています。季節ごとの作業を地元の高校生が体験していくのは、貴重なことだと感じます。

すっかり室内の雰囲気が変わり、邸宅は夏の装いとなっています。

庭内での建具のたて替え後、アプローチの花壇に、いただいたサクラソウの苗を植えました。

入り口近くの花壇には、可憐な花が並びました。

今の生徒たちが2年生だった咋秋には、網戸を障子に変えてもらいました。今年も矢中の杜だから体験できることにじっくり取り組んでくださいね。

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