2025.07.17

7月13日 第1回のまち歩き調査

7月13日(日)に第1回のまち歩き調査を実施しました。


防災の専門家である村上正浩先生と文化財建造物の専門家である小林直弘先生に指導をいただいての調査です。
工学院大学の村上研の学生たちも協力をしてくれました。
*文化遺産(矢中の杜)を通して地域防災を考え、その土地固有の知識や考え方を知り、関わる人が連携する仕組みづくりを目指す事業で、日本ナショナルトラスト様の支援事業(通称トラスト・エール)で支援をいただいています。

まずは矢中の杜に集まって、
村上先生から事前調査いただいた「北条の災害環境」の概略を説明いただきました。
いざという時、「逃げる」よりも「逃げずにとどまる」を選択した方が良い場合もある。
そのためにも地域の特性をよく知って、どうすべきかを考えていこう
というお話を伺いました。
小林先生からは、まずは北条の可視化が目標と明示され、
調査の方法を伺って、3チームに分かれ、矢中の杜近くの北条商店街の中央部に範囲を絞って出発です。
それぞれのチームは、それぞれの調査項目を受け持ちます。

A 自然的な要素
B 公共・半公共な場
C 歴史的建造物の把握
の3項目。

実際の調査記録は村上研の学生の皆さんが担い、画像と位置を記録。そこに街の情報を伝える案内役に北条・矢中の杜のメンバーがつ競ってのまち歩きです。
北条の街に特徴でもある各戸の境界にある水路や、貯水施設、空き地や駐車場などなど。道路から見えるものを記録していきます。歴史的建造物がどの時代のものがどの程度残っているかも、目視で調査します。

北条・矢中の杜のメンバーは、初めて参加した調査に、何をしたらいいのか戸惑いもありましたが、公開されている情報では網羅できない地域の状況を細かくお伝えしたり、一緒に学んだり。
自分が気づいたことを伝え、教えてもらい、相談し、と時間ごとに密度も濃くなった印象です。

暑い日でしたので、休憩所として、北条ふれあい館・宮本家住宅・川田家住宅さんにご協力をいただきました。
北条ふれあい館には吸い込まれるように入って休憩させてもらったり、街の商店のかたから冷たい飲み物をいただいりの調査となりました。ご協力いただきありがとうございます。

最後は矢中の杜に戻って、調査結果の整理と今後について。
まずは今回の調査をデータにまとめて、街の水路など、地図を見ながら聞き取りを追加など、次にどう進めるか確認しようということになりました。貯水施設が少なそうだ、電柱が立ち並ぶメインの道路は、電柱が倒れた時消防車が入れるのか、など、ハッとするような要素も。

また、矢中の杜の防災計画についても一緒に考える必要があり、今回の大きな課題です。
文化財単独ではなく、相互に協力しての防災への取り組みが必要と改めて感じます。

それにしても一口に「防災」と言っても災害の種類は多岐にわたるため、
最初は、どうしたらいいのやら、と正直なところ思っておりました。
教えていただきながら、考えながら地域を周り、知識や状況を確認していったことで、ちょっとだけ何をすべきか見えてきたような気がしています。地域のことを知ることで、どんな時に、何をするべきなのかを具体的に考えられるのだな、と納得できる1日でした。

改めて、この取り組みは、日本ナショナルトラスト様の支援事業(通称トラスト・エール)で支援をいただいています。
『「文化と防災」でつながる地域遺産保全体制の構築 』と題して、
文化遺産(矢中の杜)を通して地域防災を考え、その土地固有の知識や考え方を知り、関わる人が連携する仕組みづくりを目指す事業です。
その第1歩が踏み出せました。
引き続き、応援いただけると心強い思いです。

せっかくの機会なので、ハザードマップのリンクを貼っておきます。ご自身の地域の情報を覗いてみてください。
重ねるハザードマップ
https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/maps/index.html?ll=35.371135,138.713379&z=5&base=pale&vs=c1j0l0u0t0h0z0

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