Author Archives: terao

2017.03.31

矢中の杜活動史 第27回—NPO立上げ当時の資料から

こんばんは。寺尾です。

突然ですが、春といえば引越しの季節ですね。
私事ですが僕も転勤になり、部屋を片付けていたところ、NPOの立上げの頃の資料が見つかりました。今となっては当時の様子を示す貴重な資料なので、少しだけお見せしたいと思います。自分でも半ば忘れてしまっていましたが、当時はミーティングもかなり密にやり、ビジョンにミッションに、それとそれを具体的な活動に落とし込む事業計画について、と練っているところでした。その密度、考えたこと等、自分で見返してもなかなか驚いたものです。

僕の記事では、できるだけ当時の雰囲気が伝わるように写真をできるだけ掲載するようにしてきましたが、こうい[……]

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2017.03.02

矢中の杜活動史 第25回—NPOの活動の柱を決める

こんにちは。寺尾です。
矢中の杜活動史、第25回です。

早川さんの「保存」と「活用」の話は熱い記事でしたね。
前回ネズミの話を挟みましたが、NPOの活動を立ち上げる頃の話題の続きで、今日はその熱い想いを具体的な活動の柱に落としこむところの話をしたいと思います。

NPOの活動の柱にしているのは「邸宅公開」「邸宅の掃除」「邸宅活用事業(イベントや貸し出し)」などです。このホームページの「NPOのこと」ページでも書いていますが、なぜそうしたか、立上げから時間も経過してなかなか内外ともに説明する機会もないので、この場で触れてみますね。

NPO設立の目的は旧矢中邸の保存活用ですが、[……]

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2017.02.09

矢中の杜活動史 第23回—「招かれざる客」との闘い

こんにちは。寺尾です。

第20回の記事になりますが、早川さんの管理人体験記に、「招かれざる客」のエピソードがありました(詳しくは当該記事をご覧ください)。その招かれざる客とは虫や小動物で、昼間の活動では見られない、夜に邸宅独特の体験です。

それは夜の「招かれざる客」のお話でしたが、一時期現れた「招かれざる客」たちは、昼間の活動にも影響をもたらし、NPOは対応に苦労しました。彼らは主に夜出没していると思われましたが、開けていないはずのお菓子の袋が破られたり、動物の糞らしきものが押入や戸棚に落ちていたりと珍現象が多数起きました。一体誰の仕業か!?
果たして、それはネズミさんでした。[……]

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2017.01.27

矢中の杜活動史 第21回—NPOロゴのこと

こんにちは。寺尾です。
前回の早川さんの管理人体験談は、僕も新鮮でした。僕も何度か夜泊まったことがありますが、真っ暗な廊下をトイレに歩くのは少し緊張しますし(屋内なのが救いです)、夜の別館に行くのはプチ肝試しです。一人で寝泊まりするのはちょっとした物音にもビビるだろうなぁ。

さて、今日のテーマは、NPOのロゴについて。
NPO設立に向けて色々とつくっていくものがありますが、そのなかでロゴについてお話ししたいと思います。

様々な企業や団体がロゴを持っていますが、その団体をひとつの図案で表し、イメージを決めてしまう重要なものです。一般的なロゴは、何らかの文字や絵などを抽象化したり図[……]

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2017.01.12

矢中の杜活動史 第19回—東西お雑煮対決 矢中の杜の陣

こんにちは。寺尾です。
昨年から始めたブログの連載記事ですが、新年は本日からスタートです。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

この「矢中の杜活動史」はNPOを立ち上げたところで年末を迎えたので、今年はいよいよNPO設立後の話を…と行きたいところですが、せっかく年明けなので閑話休題、年明けにまつわる活動のエピソードをご紹介したいと思います。名付けて東西お雑煮対決!

手許の記録によると、2011年の年明け最初の活動日のこと。お掃除のお昼に、メンバーどうしで地元のお雑煮を作ろう!という話になって開催しました。

話の背景は、筑波大学の特色の話から始めなければなりません。立[……]

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2016.12.16

矢中の杜活動史 第17回—NPO設立総会

こんにちは。
矢中の杜活動史、第15回目です。
今日は早川さんのNPOの名付けの話題に関連して、NPO設立総会のことを書きたいと思います。掃除の話題からちょっと飛ぶようですが、ちょうど地下室掃除のちょっと後なので、時系列では順番通りなのです。

設立総会といきなり書きましたが、掃除をしながら、この邸宅を掃除しながら、この邸宅をどのようにして保存活用していくか、どのような形態で運営していくかということは議論していたのですが、NPOを設立する方向で話を進め、掃除も一段落したところで準備に動いていました。

NPO設立総会の開催は2009年12月26日のこと。参画した創立会員が集まり、一[……]

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2016.12.01

矢中の杜活動史 第15回—地下室掃除

こんにちは。
矢中の杜活動史、第15回目です。
これまで屋内編・屋外編と来ましたが、一度屋内に戻って、地下室掃除のことを書きたいと思います。

我々が地下室と呼んでいるのは、本館玄関付近の下部にある、大谷石積みの部屋です。本館は平屋なのですが、旧矢中邸は傾斜地に建っていて、玄関付近だけ地面が低くなっており、下の階に部屋がつくられています。玄関付近ではここが1階のようなつくりで、実際に地下にあるわけではないのですが、1階の下にあることから地下室と呼んでいます。

ここを掃除したのは2009年の秋。冬に最初の邸宅活用イベントであるDJイベントを企画していて、その会場として使おうというの[……]

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2016.11.16

矢中の杜活動史 第14回—最初の北条祇園祭

こんにちは。
矢中の杜活動史、第14回目です。

これまでの僕の会では、2009年の春に掃除を始めてから夏までに手がけてきたことをお話ししました(一部その後のエピソードも織り交ぜています)。掃除が一段落着くと、邸宅を活用していこうという段階に行きますが、今日はその最初のイベントとなった、2009年夏の北条祇園祭での邸宅公開をご紹介したいと思います。

2009年春から本格的に掃除を始め、毎週のように旧矢中邸通いを続けていましたが、一段落着いたのが2009年の7月頃だったでしょうか。屋内を一部屋一部屋片付けて磨き上げ、ほぼ一周したのがその頃です。屋外はまだまだなのですが、邸宅の前庭にも[……]

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2016.11.03

矢中の杜活動史 第13回—土木部のこと

こんばんは。
先週は早川さんが急用のため休載となりました。楽しみにしていらした読者の皆様にはすみません。
今回は、引き続き屋外編。「土木部」のことをお話しします。

「土木部」と聞くとびっくりされるかもしれませんが、矢中の杜の男手で土堀りなどをして発掘作業するのを土木部と呼んでいました。コンクリートを練って土留めを造ったり…まではしていません。やってみたいですけどね。

なぜ土堀りをするのか。それは、掘ると何かが出て来るからです。宝探し。ここ掘れワンときたところを掘って一攫千金。というのは半分冗談で、長年の落ち葉の堆積で土の嵩が増え、創建当初にあったものが土に埋まってしまっているか[……]

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2016.10.20

矢中の杜活動史 第12回—邸宅お掃除のこと(屋外編エピソード集)

こんにちは。矢中の杜活動史、第12回目です。
早川さんの名付けの話は、物事が動き出すときのワクワク感が伝わってきますね。中には産みの苦しみもありましたが、それもいい思い出です。

さて、前回に引き続き屋外編。2回目は草取りにまつわるエピソードを徒然にご紹介したいと思います。名付け編のあとでこんなユルい話をするのは若干やりづらいのですが…(笑)

■まずは、旧矢中邸での掃除・作業の衣装について
 決まりがあるわけではありませんが、「つなぎ」が旧矢中邸掃除のユニフォームです。これは屋内外を問わず、男女問わず。お店によっては女性用のつなぎも売ってるんですよ。屋外では泥だらけ、屋内でも埃だ[……]

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