Tag Archives: #つくばね学

2023.10.19

【つくばね学 : 敷松葉の開始!】

10月13日のつくばね学、毎年の恒例となっている敷松葉に向けての作業が始まりました。

かつての矢中の杜で専属の庭師さんがおられたころ、冬の庭には「敷松葉」がされていたそうです。敷松葉は落ちた松葉を庭の土の部分に敷き詰めて、霜を防ぐ冬のあしらい。
矢中の杜の敷松葉をつくばね学の生徒たちが、蘇らせてくれます。

今日はアプローチにある敷松葉スペースの除草と清掃から始まり、奥庭で大王末の松葉集めを行いました。
今年は敷松葉に費やせるつくばね学の時間があまりないことを伝えて、迅速な作業をお願いしたところ、みんなスピードアップして作業を進め、熱心に集めてくれました。

大王松の敷松[……]

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2023.10.12

【つくばね学 : 邸宅の衣替え】

10月6日のつくばね学、生徒5人揃っての作業になりました。
取り組んでもらったのは、先週からの地下穀物蔵の展示準備と網戸、障子戸のたて替えです。

これまで酷暑の間活躍した網戸が外され、しまっていた障子戸に交換し、秋の支度に。邸宅の衣替えとも言える作業で、つくばね学の皆さんにお任せするのが定例になっています。作業自体は単純ですが、取り扱いに慣れない戸を、運んだり、しまったり、と戸惑うこともあったかもしれません。

つくばね学での作業にあたり、生徒たちには

「言われたことをただやるんじゃなくて、どうしたらうまくできるか、とか考えて作業してほしい」

とお願いしまし[……]

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2023.10.05

【つくばね学 : 穀物蔵で展示の準備】

9月29日、つくばね学の日でした。今日から実際の作業をやってもらいます。
まずは、時計の調整から。本館居間にある振り子時計、ゼンマイを巻いたり、時間を合わせていきます。
これも初めての経験だそう。次回からは、ひとりづつ順繰りに作業してもらうことになりました。

そして、地下穀物蔵に移動して、掃除などの作業を開始。
10月から始まる展示イベントに向けての準備です。

まずは部屋全体の掃除を念入りにやってもらいました。天井の蜘蛛の巣とりはなかなかたいへんです。
床の掃除もして、思ったより時間がかかりましたが、みんな、しっかり掃除してくれました。

展示に使うピクチャーレールを新設す[……]

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2023.09.21

【つくばね学 : 新メンバーがやってきた】

新しい生徒を迎えての「つくばね学」実習が、2023年9月15日から始まりました。
現在高校2年生の生徒たち5名が、これから1年間、矢中の杜で実習をおこなっていきます。

初日は1名がお休みで4名の生徒たちがやってきました。
まずは自己紹介。
そして「振り子時計のねじ巻き、時刻合わせ」や「雨戸の開け閉め」も。

初めての生徒たちに邸宅の案内も。時間の関係で、本館だけになりましたが、熱心に見てくれました。これからが楽しみになりそうです。

初顔合わせの緊張の1日。ぜひ矢中の杜を存分に楽しんで、力を発揮してください。

皆様応援の程よろしくお願いいたします。[……]

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2023.07.06

【つくばね学 : 木部のツヤが増してきた!】

6月30日のつくばね学、矢中の杜が重要文化財に指定されることになったことから説明しました。
どう感じてくれたでしょうか。
その重みはよく分からないかもしれませんが、残りの2回を丁寧に、気合を込めて取り組んでもらいましょう。

取り組んでいるぬか雑巾での長押や木部の磨き込み、今日もキュッキュと磨いてくれました。

最後は差し入れの冷えたスイカをご馳走に。
苦手な生徒もいたようですが、みんなで完食してくれました。

9月から実習が始まる2年生約35人が、実習見学のため来場、矢中の杜や先輩たちの取り組みはどう映ったのでしょう。
今来てくれている3年生の生徒たちの実習は、次回で最終日を[……]

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2023.06.22

【つくばね学 : 長押を磨く!】

6月16日は晴れ。
暑くなったので、つくばね学では前半をぬか雑巾掛け、後半を奥庭の草取りと2種類の作業をお願いしました。

ぬか雑巾掛けは慣れてきたせいか、比較的スムーズに進みました。
磨きをかけている長押は、そもそもかなりよごれていて、雨漏りの跡がしっかり残っている場所もあるので、
雑巾を使って、まずしっかりと汚れを落とし、その上からぬか雑巾で何度も磨き上げる。
地道な作業ですが、目に見えてきれいになります。

何度も邸宅で過ごしている守り人スタッフにとっても、こんなにきれいになるのかと、驚きです。これまでの長押が埃っぽく思えるよう。すっきりした長押に私たちも頑張ろうとやる気も起きてきま[……]

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2023.06.15

【つくばね学 : 小川の仕上げと再びぬか雑巾!】

6月9日のつくばね学は中途半端な空模様でしたが、小川の整備とぬか袋での作業をそれぞれ元気に?!作業してくれました。

前々回(5月26日)の小川の整備でやり残したところが、前日からの雨であらわになったため、追加で整備をして水が流れるようにしました。

作業開始した時はいまひとつピンときていない様子。そこで上流からホースで水を流したところ、やっと様子がわかったのか、水が流れるようにしてくれました。

小川の整備の様子は、ぜひ写真をご覧ください!

後半は前回のぬか雑巾掛けの続き。本館の各部屋の長押を重点的にぬか雑巾掛けをしてました。
それぞれ担当場所を決めて取り掛かってもらい、[……]

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2023.06.08

【つくばね学 : ぬか雑巾で磨く!】

6月2日のつくばね学、一日雨だったので、邸宅内の作業をお願いしました。
ひたすら「ぬか雑巾」掛け!

守り人Tさんの作ってくれたぬか袋を持って、木部を磨きます。
生徒ごとに担当エリアを決めて開始です。特に本館廊下部分はケヤキの板が使われているところは念入りに。
守り人Mさんからは、一度サッと拭くのではなく、同じところを何回も磨いて欲しいといったので、何回も!
そうするうちに、目に見えてきれいにツルツルに肌触りになっていきました。

以前もやってもらっている作業でもあって、比較的スムーズに取り掛かってくれ、わらわらじゃれあいながらも、作業終了。

床板だけでなく、柱や長押、引き戸など[……]

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2023.06.01

【つくばね学 : 中庭の小川の整備】

5月26日のつくばね学は作業日和の日でした。

中庭にある小川周辺の草取りや土の整備をお願いしましたが、ちょうどいい天気で、作業もはかどりました。

細い小川跡を、生徒それぞれの担当場所を決めて整備作業です。

ミミズやらゴキブリ、果てにはクワガタまで出現し、ワチャワチャしながらの作業が進みました。

今回一日でかなりすっきりしたと思います。お疲れ様でした!

今回作業してくれた小川の跡は、数年前に同じつくばね学の生徒たちが土を掻い出して整備してくれたところ。先輩の仕事を引き継いでくれたことになり、まさに邸宅の長く保存するのための作業であって、矢中の杜の保存活動に生[……]

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